To a Sustainable Future

conversation part.1

May 20, 2021 / FASHION

“私にできること”からスタートする
彼女たちのサスティナビリティ

左:カーサフラインのトレンチコート、ヴィンテージのスカート、同レザーショートブーツ
右:ウノハのワンピース、オールバーズのスニーカー
※すべてモデル私物。

「EF.」の展望と、2人が目指す未来

SONYA 私はミツロウラップを手作りしていて、コロナ禍が落ち着いたらワークショップをするのが目標ですね。人をたくさん呼ぶというより、興味のある人に集まってもらえて皆で勉強して知識を深めながら、交流できるサロンのような場を設けられたらと思っています。

沙希 1人でやるより活動に共感する人と一緒に取り組めたほうが、よりポジティブに実践できるよね。

SONYA 私みたいに健康被害が気になる人、可愛いからやってみたいと思う人、最初のキッカケは本当に些細なことでいい。そこにイベント性が加わることで、「面白そう!」という入り口がまたひとつ増えたらいいなと思います。ところで沙希はこの活動をしていて、「完璧にやってるの?」って聞かれたことない?

沙希 あるある。

SONYA 完璧であることにこだわったり、知識がないと踏み出しちゃいけないと思ってたりする人って意外と多いよね。だからこういう質問をされるのかも……。だけど全然完璧じゃなくていいし、「可愛いからこれを選んでみよう」くらいの気持ちでスタートしてもらえたらいいなって。

沙希 私も最初はラフな気持ちで始めました。マイカップやマイストローを持ち歩くことなら簡単に実践できると思って。まずは自分にできることから、続けられることをやってみるのが大切だよね。1回やって、飽きたから終わりじゃなくて。

SONYA 「EF.」では継続的な取り組みの提案もしてるし、逆に続けるのが大事だからこそ、大きなことをする必要はないと思っていて。日々の小さな選択が、その第一歩だと考えています。

沙希 それでいつか、こういう発信をする必要のない世の中になればいいな。

SONYA 確かに。コロナ禍で環境問題に興味を持つ人が増えてるから、一種のトレンドとしてなら、若い世代のほうがすんなり受け入れられるかも。ただの流行りで終わらないよう、続ける努力もしてほしいな。

沙希 たくさんの人に興味を持ってもらえるキッカケに、私たちがなれたらいいよね。

— PICK UP PRODUCTS! —

手作り歯磨き粉と竹歯ブラシ
「歯ブラシのプラスチックの部分は特に分解されづらいから、土に還る竹製のものをチョイス。歯磨き粉は重曹とココナッツオイルを混ぜて手作りしています。天然のハッカを加えると、口の中がすっきりするんですよ」(SONYA)
環境に優しいスキンケアコスメ
「(左上から)『シシ』のロザリティ ウォータリーマスク、『ダムダム』のパラディシミスト ハイドレーティングエッセンス、『資生堂』のアルティミューン パワライジング コンセントレート N、そして同じく『資生堂』のリップカラーパレットです。『ダムダム』は、リリースするすべてのプロダクトがサスティナブルなことでも知られていますよね。肌に直接触れるものだから、配合されている成分はもちろん、パッケージの素材にもこだわりたいな」(沙希)
土に還るプランター
「おうちでシソを育てているポットが古紙100%のプランターなんです。育て終えたらそのまま土に埋めておくと、自然に還っていくんですよ。人からもらったものなら負担なく始められるだろうし、こういうアイテムをプレゼントしてみるのもいいよね。私もこのプランターを友人の誕生日に贈りました」(SONYA)