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July 22, 2020 / CULTURE

圧倒的存在感で世界を魅了する
アメリカ出身のR&Bシンガー

アメリカニュージャージー州出身のR&Bシンガー、ラッパー、女優のローリン・ヒル。力強いメッセージが込められた曲はもちろん、人間味のあるキャラクターや前衛的なファッションにも注目が集まる。

映画や音楽、本にアートといったカルチャーを、『PERK』が注目するINDEPENDENT GIRLがリコメンド。今回はフリーランスのPRとして活躍するykoさんに、ブラックミュージックにハマるきっかけとなった女性アーティストについて伺いました。

 3年ほど前に関西から上京し、アパレルブランドなどのPRを行う傍らファッションアイコンとしても注目されているykoさん。音楽好きの彼女が20年以上聴き続ける、あの海外アーティストの魅力を語ってもらった。
「音楽はジャンルレスに聴きますが、特にR&Bやヒップホップ、ゴスペルといったブラックミュージックが好き。小学生の頃に映画『天使にラブ・ソングを2』を観て、ローリン・ヒルが歌うシーンに感銘を受けたのがきっかけです。彼女の表現力やディープな歌声、刺激的なルックス、私にはそのすべてがとてつもなくかっこよく見えて。もちろん歌詞の意味はわからなかったけど、幼いながらに衝撃的だったことを覚えています。その時から変わらず聴き続けている、大好きなアーティストですね」
 メッセージ性の強いナンバーとハスキーな歌声はもちろん、センス溢れるファッションも話題を集め、90年代に一世を風靡したローリン・ヒル。安室奈美恵やMISIAを筆頭に彼女に憧れていた女性も多く、ykoさんもその一人だったという。
「高校生の頃はダンスをしていたこともあり、洋楽好きの友人が増えて幅広いジャンルの音楽を聴くようになりました。だけど、あくまで私の原点はローリン・ヒル。私の地元である神戸の女子高生は、昔も今も『ファミリア』のエコバッグを持ってローファーを履くのが定番なんです。それにも関わらず私は『天使にラブ・ソングを2』に思い切り影響を受けて、レザーのバッグを持ってスニーカーを履いて通学していました(笑)。改めて考えると、今の私のファッションも彼女のスタイルに通ずる部分は少なからずあると思います。あの安室ちゃんが憧れるくらいですもんね。本当に圧倒的な存在でした」
 そんなykoさんがローリン・ヒルのライブに初めて訪れたのは、彼女が5年前に来日した時。素敵なエピソードとともに、当時のことを話してくれた。
「大人になってライブにも自由に行けるようになって、音楽の趣味の合う友人ができたんです。その子に『私ローリン・ヒルがめちゃくちゃ好きやねん』という話をしていて。遊ぶ約束をしていた日に『今日は動きやすい格好で来てな』と言われ、訳もわからず待ち合わせてみると、なんとローリン・ヒルのライブにサプライズで連れて行ってくれたんです。大阪でライブがあるのは知っていましたが、まさか自分が参戦できるとは思わなくて。本当に感動して涙が出ました。あの時聴いた歌声は一生忘れられません。友達想いの優しい友人に感謝しています。いまだにそれを超えるサプライズプレゼントはありません(笑)」
 現在はDJもしている旦那さんにおすすめの曲を教えてもらうなど、自宅でもよく音楽を聴くというykoさん。ふとした瞬間にローリン・ヒルが聴きたくなるという。
「夫婦揃って音楽が好きなのでいろんな曲を聴きますが、ふと彼女のビートや独特の歌声が恋しくなるんです。新曲を追っていた時期もあったけど、今はそうでもなくて。彼女の歌も時とともに少しずつ変化しているように感じます。一番好きな曲は、日本でもCMソングに使われていた『Ex-Factor』。その曲が収録されている『Miseeducation』は、大人になってからレコード盤も買いました。ド定番かもしれませんが、幼少期に抱いた彼女への憧れがすごく強いから、どうしても当時好きだった曲を聴いちゃう。今も変わらず自分のスタイルを貫いて歌い続けている姿は女性としても尊敬しますし、20年以上経っても全く色褪せない曲を生み出せる彼女はただただすごいと思います。私にとってローリン・ヒルは、永遠のマイスタンダードですね」
 そして「音楽やファッション、映画といったカルチャーにどっぷりハマるきっかけになった映画『天使のラヴ・ソング2』もぜひ観てください!」と話すykoさん。女性なら誰しも、憧れのミューズを心の奥底に秘めているはず。マイスタイルを貫いて、自分らしく輝けるような女性でありたいものです。

PROFILE

yko

兵庫県出身。現在はファッションブランドを中心にフリーランスのPRに従事するほか、ジュエリーデザイナーとしての顔も持つ。ファッションアイコンとしても注目されており、プライベートでは一児のママ。
Instagram_@yko_yuiko

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