“INDEPENDENT GIRL” SNAP!!!
May 29, 2026 / FASHION
誰かの正解に頼らず、好きなものを自分の視点で選ぶこと。スタイルとは、ファッションを超えてその人の“今”を映す姿勢や哲学の表れ。こちらのコンテンツでは、“INDEPENDENT GIRL”たちのスナップを通して自分らしくあることの魅力を掘り下げていく。第9回目は、「HART」オーナー、浅輪香織 さん。PERKの春のテーマ“LIGHT HEART”をもとに、彼女らしい軽やかさを軸にスタイルを提案してくれた。
PHOTO_Yoko Tagawa
EDIT_Maria Ito(PERK)

PROFILE
浅輪香織
@hart___tokyo
長野県出身。美容専門学校卒業後、都内サロンに14年間勤務し、2022年に神宮前で「HART」を開業。店名の由来は“HAIR IS ART”。髪を単なるスタイルではなく、自己表現のひとつとして捉え、アートピースを生み出すようにヘアデザインと向き合う。ギャラリーを思わせる静謐な空間から発信される、繊細かつモードなスタイルに多くの支持が集まっている。


01_軽やかさは、自分に無理をさせないこと
黒を基調にしたミニマルなスタイリングに、アラビア語で「熱燗ください」と書かれたユニークなキャップを合わせた。「帽子は”熱燗ください”ってアラビア語で書いてあるんです(笑)」。髪色は鮮やかなハイトーン。コントラストの効いたヘアとは対照的に、ファッションはシンプルな色選びを意識しているという。「美容師だから髪は結構派手なんです。だから服は自然とシンプルなカラーが多くなりますね」肩のカッティングが印象的な〈TAN®〉のトップスに、構築的なシルエットの〈HYEIN SEO〉のパンツを合わせ、オールブラックながら奥行きのあるバランスに。足元は〈JIL SANDER〉で引き締めた。今回のテーマである“LIGHT HEART”について尋ねると、迷いなくこう答えてくれた。「動きづらい格好は絶対しないです。自分が心地いいと思えることが一番大事。素材も着ていて気持ちいいものを選びます」軽やかさとは、無理をしないこと。自分の感覚に正直でいること。その価値観が、洗練されたブラックスタイルにも自然と表れていた。

02_クールなスタイルほど、チャーミングでいたい
スポーティなハーフパンツにシアーソックス、ボリュームのあるアウター。異なるムードを重ねながらも、不思議と力の抜けたバランスにまとまっている。〈ZOE〉のトップスを主役に、〈JOHN〉のパンツ、〈Valentino〉のシューズを合わせたスタイリング。首元には〈PLUIE〉のネックレス、耳元には〈Bottega Veneta〉のピアス、〈GENTLE MONSTER〉のアイウェアを添えている。そんなクールな装いのなかで、ふと目を引くのが腰元のファーキーホルダー。「これ、愛犬の“コグマちゃん”にちょっと似てるんです(笑)」シャープなアイウェアや構築的なシルエットでまとめながらも、どこかチャーミングな要素を忍ばせる。そのさじ加減に、彼女らしい遊び心が垣間見える。一見モードに見えるスタイルも、近づいてみるとどこか親しみやすい。そのギャップこそが、この日の軽やかさをつくっていた。