新店や期間限定のポップアップストアの出店が続く今シーズン。ここではこの春リニューアルオープンした2つのショップのバイヤーやディレクターが案内役となり、一新されたショップの見どころや注目ブランドを伺いつつ、自身が購入したアイテムもピックアップ。まず初めは「エディション ルミネ新宿店」を、ウィメンズバイヤーの岡本茉莉さんが紹介。

PHOTO_Haruki Matsui
MOVIE_Kei Doguchi, Kenta Ogo
EDIT＆TEXT_Yoshio Horikawa（PERK）

北欧のアートギャラリーを思わせる
温かくてモダンなショップデザイン

　新しく生まれ変わった店内は、「エディション」が変わらず大切にしている“ミニマリズム”“コントラスト”“インテリジェンス”の3つのキーワードをベースに、北欧のアートギャラリーをイメージしてデザインされています。シルバーやブリックレンガなど異素材のミックスが特徴で、温かみがありながらもモダンな印象になりました。表参道ヒルズ店も同じくアートギャラリーを意識したショップデザインですが、まったく異なるムードになっていると思います。　
　今回のリニューアルオープンに合わせて発売した〈ハイク〉のジャケット、〈プリーク〉のユニセックスジュエリーといった別注アイテムもさることながら、店内奥に新設した〈トムウッド〉のショップ・イン・ショップもぜひ注目してほしいトピックスです。名古屋ラシック店に次ぐ東京では初の試みで、本国のノルウェーでも使われているガラスケースにアイテムを並べています。ボリュームも格段に増え、国内随一のラインナップをお楽しみいただけます。

Featured Selection

Recommend Brand〈OVERCOAT〉

日本人の男性デザイナーが手がけるNY発のユニセックスブランド。先シーズンに続き、グラフィックデザイナーのピーター・マイルズさんとコラボレーションされていて、どのアイテムもアートを感じるような独特のカラーリングが魅力です。パターンにすごくこだわられているので肩に乗った時の印象がとても楽で、ジャケットもブルゾン感覚で着ていただけます。シャツに関しては別注カラーの黒の発売が控えているので、乞うご期待ください！

ドロップド ショルダー シャツ¥48,400、ドローストリング トラウザー¥56,100

Exclusive Brand〈SCHNAYDERMAN’S〉

〈シュナイダーマン〉というスウェーデンのブランドに、上品で艶やかな〈トーマスメイソン〉の生地で別注オーダーしました。ウィメンズサイズがXXSなのですが、メンズのシャツのバランスをそのまま落とし込んでいるので、ちょうどいいオーバーサイズで抜け感が出ます。メンズはXLと2サイズ展開なので、女性が大きい方を選んだり男性がコンパクトにXXSを着たり、好みのサイジングで楽しめるジェンダーレスなアイテムですね。

ストライプ ハーフ スリーブ シャツ¥31,900 ※予定価格

Upcoming Brand〈CFCL〉

2021年春夏のデビューシーズンから取り扱っているニットブランド。ペットボトルを原料とした再生繊維などを使い、いろいろな編地を研究されていて立体的なフォルムが特徴です。こちらは陶器をイメージしたメリハリのあるシルエットのトップスとスカートで、今シーズンのトレンドカラーでもあるグリーンを別注しました。ブルーのニットのトップスとショーツは出窓がモチーフとなった珍しい編地で、夏はセットアップがおすすめです。

ポッタリー トップ¥28,600（グリーン）、オリエル ペーパー トップ¥44,000（ブルー）、オリエル ペーパー シャツ¥31,900