北欧のデンマークでは、“Hygge（ヒュッゲ）”＝心地よい時間・場所という考えを大切にしていて、そうした文化が根付いているからこそ、国民の幸福度が高いそう。そんなスタイルはウォッチ＆ジュエリーブランド〈スカーゲン〉にも表れている。長い長い北欧の冬、日照時間は短く、太陽の光はとても貴重。ホリデーシーズンにしたい“ヒュッゲ”にフォーカスを当て、心が温かくなるようなコンテンツをお届け。一人目はイラストレーターとして活躍されるよしいちひろさん。

PHOTO_Haruki Matsui
EDIT&TEXT_Maria Ito（PERK）

　緑が多く穏やかな雰囲気の街に建つ、日当たりのいい一軒家。出迎えてくれたのは、柄のベストに白いシャツに身を包んだよしいちひろさん。仕切りがなくひと区切りになったリビングには、ナチュラルな風合いの木の家具やこだわりのヴィンテージインテリアが並ぶ。すでに“ヒュッゲ”な暮らしを覗かせていた。
「ホリデーシーズンが近づいてくると家族のためや自分へのご褒美、それに友達へのちょっとしたプレゼントを考えながらクリスマスツリーを飾ります。夫と息子の3人暮らしなのですが、毎年お互いに贈り合うプレゼントをクリスマスツリーの下に並べるのが恒例で、普段の感謝の気持ちがギュッと詰まったプレゼントに心がほっこりします。当日は、サンタさんのためにクッキーとミルクをツリーの横に添え、3人で食事を楽しんでいます」　
　ツリーの飾り付けはヴィンテージのガラスオーナメントから、デンマークの雑貨ブランドによるユニークなものまで。てっぺんの煌びやかな星と同様に存在感を放つのは、ゴールドの〈スカーゲン〉。ホリデーの支度を整える時間からスペシャルな気分へといざなう。
「今日は友人を自宅に招く日。知り合いの料理家、丸山久美さんの『修道院の煮込み』という本を参考に、オレンジとレモン風味の豚肩ロースの煮込みを作りました。年内最後に会うので、いつもより少しだけ特別なメニューに。ほっとひと息つけるこの大切な時間に、スマホを触るのはなんとなく気が引る……。普段から腕時計が好きでよくつけているのですが、友人と話をしている際もさりげなく時間を確認する所作が、素敵だなと思います」
　料理をしている時も、視界に入るたびにいつもより少しだけ素敵に感じられる。そんな小さな喜びを感じるのもいい。
「コーディネートのアクセサリーとして時計を身につけることが多いです。時計って、ほかにはない魅力があると思っていて、知性が感じられる。この〈スカーゲン〉のゴールドの時計は洗練されたバランス感が、今日のようなシャツスタイルもニットスタイルにも合うし、クリスマス気分を感じられる装いに合わせると一層華やかになりそう」
　主張しすぎずに、凛とした品を感じさせる唯一無二の存在。大胆なゴールドは、ホリデーシーズンならではのドラマティックな手元も演出してくれる。心安らぐ“ヒュッゲ”なストーリーを〈スカーゲン〉と一緒に紡いでほしい。

「家ではリラックスした時間を過ごしたいので、コーデュロイのパンツにヌーディカラーのニットを合わせました。白いシャツからさりげなく見えるゴールドの腕時計で、特別な時間を演出。人を招いて食事を出すので、ちょっとホストな装いにしました」

INFORMATION

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