What’s“Wrapping”Make Up ?
#03 Mie Aoyagi

Feb 12, 2026 / BEAUTY

その時々のムードでいろんな自分に出会えるメイクアップ。旬の表情を叶えるトレンドを追いかけるのも、固定概念を捨ててもっと自由に自分らしさを探求する過程も、いつだってときめきが止まらないのが魅力の一つ。PERKが注目する4名の美容師に、冬のシーズンテーマ“Wrapping Myself”にちなんだメイクを、愛用しているリアルなアイテムで表現してもらった。3人目は「goat」のオーナー、青柳美恵さん。からっとしたハンサムなムードに、優美な笑みがどこを切り抜いても見惚れてしまう。彼女ならではの“Wrapping Make”とは?

PHOTO_Natsumi Ejima
EDIT&TEXT_Mizumo Uehara(PERK)

青柳美恵 /「goat」オーナー
日本美容専門学校を卒業し、都内のサロンで勤める。「LAURUN」、「MANHOOD」でディレクターを経験して2024年秋、南青山に「goat」をオープン。店名の由来は、“g.o.a.t=greatest of all time(史上最高の空間や技術を提供する)”、という意味が込められており、彼女の愛称“ヤギ”から取った「goat」としたのも一つ。店内には私物の洋書やアートブックが並んでいたり見入ってしまう絵画を置いていたり、自然と美意識がくすぐられる。
@mieaoyagi
@goat_tokyo_

左から時計回りに
〈バイレード〉アイシャドウパレット リメンバランス
「全体的に自分に合う色が多いので、毎日変化をつけて楽しめます」


〈クリニーク〉05 dark espresso
「ベースに一本ずつ眉毛を描き足してます」


〈アディクション〉アイブロウマスカラ 07
「自然な眉毛の立ち上がりにマストです」


〈アニヴェン〉COLORING SOFT EYELINER PURE
「目の下のトーンアップに。ヌーディな色みが使いやすい」


〈マック〉イニミタブル エクストレム 10 ヌワールピュール
「何本もリピートしてます。一本一本細く長く、ダマにならないのでナチュラルに」


〈シャネル〉ルージュアリュール 176
「こちらも何度もリピート中。自分に合う赤色リップを見つけました」
左から時計回りに
〈ディオール〉スキンフォーエヴァー 1N
「全体には塗らず、コンシーラーのように部分的に使うだけで肌のトーンが上がります」


〈マック〉スキンフィニッシュライトストラック リキッドハイライター
「全体の肌のツヤに。部分使いにもぴったりの優秀アイテム」


〈イヴ・サンローラン〉トップシークレット インスタントトーンアップ ラベンダー 
「SPF50なので顔色のくすみを消しつつ、日焼け止めとしていちばん初めに必ず塗っています」


〈マック〉ミネラライズスキンフィニッシュ
「ミネラルを豊富に含んでいるので、保湿効果もあり粉っぽくならない。さりげないハイライト効果で、ヘルシーにつけられる」

〈マック〉パウダーキス テイケン

「〈マック〉のチーク用ブラシを使って、頬から鼻頭をなぞるようにほんのりと。健康的な顔色になるのでお気に入りです」

こなれ感を演出できる大人チーク
「もともとは目元、眉毛などのポイントをしっかりメイクするのが気分でしたが、今はお肌がきれいに見えることを重点に置いています。素肌感にツヤをプラスするベースメイクが好きです。自分の肌に合うアイテムを追求し、全体的にナチュラルに仕上げるようにしています。削ぎ落とすだけだと物足りないので、最近はチークにポイントを。チーク用のブラシで自然な赤みを乗せています。このブラシとムースチークが本当にお気に入り。リップは濃い色がしっくりくるし、自分のトレードマークでもあります」。顔の印象を一気にドレスアップするムースの質感が、ふわっと自然体ながらもやさしく主張しているのが特徴的。赤のリップで凛とした印象が加わった大人モードなメイク、憧れます!

“Wrapping Style”

「普段は白や黒など無意識にモノトーンが多くなるけど、今日は気分が高揚する大好きな赤をチョイス。赤は本能的に惹かれる色で、友人のブランド〈セレナヘリオス〉のフーディに〈フミエタナカ〉の花柄のパンツを合わせました。大きなファーのポケットがポイントのコートは〈シュタイン〉。フーディもコートもオーバーサイズを選んで、自分を包み込んでいる感覚を“Wrapping Style”として表現しました」。美術や芸術が好きで、つい最近はアート展のために高松まで足を伸ばしたそう。きれいなものを見ることが癒しであり、自分への小さなご褒美でもある。「本も同様に美しい言葉を知れたり吸収できたりするので、インプットのツールの一つ」と話す。好きな赤で包み込むファッションが、きれいなものや言葉に触れ心を包まれる姿とリンクしているように感じた。

青柳さんの生き方の指針になったという、心が温まる3冊をピックアップ。左から『白いしるし』西 加奈子、『あなたは、誰かの大切な人』原田マハ、『三島由紀夫 レター教室』三島由紀夫