What’s“RUGGED GRACE”Make Up ?
#02 YUKA
Nov 19, 2025 / BEAUTY
自分のご機嫌を取るための一つでもあるメイクアップ。たまにはときめきを大切に、直感で今の気分のパレットをチョイスしてみると、思わず心が弾むご自愛メイクに出合えるかも。職業柄提案力に長け、マイスタイルを追求している4名の美容師に、リアルな愛用コスメを使ってPERKの秋のシーズンテーマである“RUGGED GRACE”にちなんだメイクを提案してもらった。続いて2人目は「ANTI」のスタイリスト、YUKAさん。はにかみ笑顔にやわらかな印象とは裏腹に、思い立ったら即行動のストイックな一面を持つ彼女が魅せる“荒々しさと優雅さ”とは?
PHOTO_Natsumi Ejima
EDIT&TEXT_Mizumo Uehara(PERK)

YUKA/「ANTI」スタイリスト
美容師歴13年目。ブリーチ毛にパーマをかける技術を習得し、振り切ったデザインが得意。外国人風のムードが好みで、趣味である一人旅とリンクしている。言葉の壁をむしろ旅の醍醐味と捉え、人一倍の好奇心と行動力を武器に頻繁に国内外を飛び回っている。旅での経験は仕事でのアイデアソースにもなっているそう。
@yuka_anti
@anti_antiworld

左から時計まわりに
〈ローラメルシエ〉シマーアンドグロウフェイス パレットチーク
「たっぷりなパールで一気に大人の艶肌に。この秋冬に欠かせないアイテムになりそう」
〈セザンヌ〉フェイスグロウカラー 03
「コスパよし、質感よし。肌にのせるとさらさらになるクリームタイプ」
〈ボウブ〉プランパーオイルグロス ピントパーズ603
「唇が小さいのでプランパーが欠かせない。唇の中心にポイント使いするとラメが際立ってかわいいです」
〈ディディオン〉プランピングリッブスティック 01
「くすんだ寒色ブラウンが洒落てるブラウンリップ。単品使いでモードな顔に、ピンクやオレンジのリップに重ね付けするとヘルシーな印象に」
〈エトヴォス〉ミネラルインナートリートメントベース ポーセリンベージュ
「私のイエベ肌を無理なく自然体に、きれいに仕上げてくれます。肌荒れしづらく万人におすすめしたいです」
〈スリー〉ディメンショナルシェイディング ワンド
「ピンポイントで影を作れる優秀なスティックタイプのシェイディング。メリハリがつくので、どんなメイクにもマスト」
〈アイノキ メブキ〉フォレストフィールセイバーカールマスカラ 06
「自然体なまつ毛に。グレージュのような抜け感のある色みもお気に入り。落ちにくいのに簡単にお湯オフできちゃうので、いいところしかないです! 」
〈アイノキ メブキ〉アルチザンブロウペンシル 01
「ペンシルの固さが程よく本当に描きやすい。アイブロウメイクが苦手な方でも、これなら簡単に使えるはず」
〈デジャヴュ〉リキッドアイラインブラックブラウン
「スッと繊細なアイラインに。まつ毛の間にインラインとして使用してもよれません。よれないアイラインを聞かれたら、これをおすすめします」

〈ボウブ〉プレスドアイシャドウトーンパープル 406
「この秋冬活躍してくれそうなカラーアイテム。ラメの暖色ブラウンとマットの寒色ライラックの組み合わせが楽しい。いつものメイクに深みを出してくれます」

ライラックのラインを仕込んで、ちょっぴりミステリアスに
ブラウンベースにさりげない青みを加えて、やわらかさをピリッと締めるメイクを提案。「そばかすを消さずに活かすことがポイント。欧米人の肌質が好きで、ファンデーションはせずに下地のみ。下まぶたのインラインにはライラックのシャドウを。チークにも青みブラウンをのせました」。“女性らしいくすみ”をキーワードに、ただぼやかすだけではなく色みを入れるパーツにアクセントを置くことでニュアンスを引き出している。ナチュラルでマットな青みカラーで輪郭が描かれた、凛とした女性像を感じさせるメイク。
“RUGGED GRACE”Styling


「普段フェミニンな要素を取り入れることが多いので、女性らしいしなやかなシルエットが出るアイテムを選びました。腰周りをぷっくり誇張させたニットドレスと、裾にかけて緩やかに広がるニットパンツはどちらも〈ミディアム〉。赤みや黄みのブラウンをレイヤードし、ワントーンながらも奥行きのあるスタイルに。ヴィンテージショップ『オトエ』でひと目惚れしたウエスタンブーツは、サイズもシンデレラフィット。流れるようなシルエットに、足元はレザーでささやかなスパイスをプラス。“RUGGED GRACE”は、いろんなヘアスタイルを提案するという面で、お客さんに寄り添いながらも大胆なアイデア発信するという仕事のスタイルが、自分を表す言葉でもあるかも」。穏やかな表情の奥に感じる真のある眼差しや自身の信念を貫く強さは、まさに“RUGGED GRACE”を体現しているよう。
