Tokyo Brand
Seasonal Signatures
February, 2026

Feb 18, 2026 / FASHION

世界に誇る東京ブランドの
今季の象徴的アイテムを毎月セレクト

時折見せるひとさじのやわらかな日差しに春の兆しを感じ、次第にウキウキしてくる。季節の変わり目は、自分をアップデートする絶好のタイミング。こちらのコンテンツでは、シーズンテーマはもちろんデザイナーの偏愛や今の気分が存分に表れた、東京ブランドの今季のシグネチャーアイテムをピックアップ。いよいよ重たいコートを脱いで、新しい季節は何を取り入れてファッションを楽しもう?  着ていて思わず足取りが軽くなる自分の“好き”で満たされたマイスタイルで、思いっきりおめかしして出かけよう!

PHOTO_Yoko Tagawa
EDIT&TEXT_Mizumo Uehara(PERK)

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KHOKI

DESIGN TEAM
LAUNCH_2019 A/W

胸元の刺繍に注目
ハートウォーミングな一枚

蚤の市にいるかのような高揚感を、ものづくりを通して生み出す〈コッキ〉。プレイフルでユーモアに満ちながら、日々の装いに息づくリアリティのあるアイテムを展開。春夏シーズンは「心温まるボーダーTシャツを作りたい」という思いから、アメリカのニューイングランド地方の伝統的なパッチワークモチーフである“スクールハウス”を胸元に手刺繍で施した。特定の誰かの力だけではなくチーム全員でブランドに向き合う作り手の姿勢も、まさにハートウォーミングを感じる。
ハンドエンブロイダード ストライプロングスリーブTシャツ¥29,700

コッキデザイン事務所
https://eye-khoki.com/
@khoki146

TBSS_2

DRESSEDUNDRESSED

DESIGNER_Takeshi Kitazawa 
LAUNCH_2009 S/S

自己を保護するボディコンシャスなミニドレス
“服を着る、服を脱ぐ”という意味を持つ〈ドレスドアンドレスド〉。今季は“SOME WOMEN”をテーマにブランドが格とするテーラリングを主軸に、現代における不確かな主体の存在を強調するような輪郭を表現した。身体を物理的には覆いつつ、視覚的には透かして見せるフィッシュネットのミニドレスは、“dressed”と“undressed”という関係性の最中にあるブランドを象徴するアイテム。「人は服をまとうことで自己を形成するのか、あるいは服を脱ぎ去った時こそ真の自己があらわになるのか」とデザイナーの北澤武志さん。自分なりの答えを見つけ、正々堂々と信念を持って纏いたい。
メッシュミニドレス¥27,500

ドレスドアンドレスド TEL_03-6379-1214
http://dressedundressed.com/
@dressedundressed

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ANTHEM A

DESIGNERS_Mariko Suzuki, Nao Yoshida
LAUNCH_2021 A/W

コントラストが際立つティアードスカート
男女の服作りの知識と経験、そして信頼関係を築いてきた工場や職人の技術を基盤に、ブランドの核である“ミクスチャースタイル”を提案。この春夏は“THE BLOOM AFTER DROUGHT”をシーズンテーマに、乾いた砂漠にみずみずしい花々が突如咲くように、レザーのハードな質感に2000年代のファブリック、楊柳サテンの艶めきでラグジュアリーな印象を与えるティアードスカートが登場。質感のコントラストで風景を投影したデザインが、唯一無二の存在を演出。トップスはシンプルにまとめて、ボトムはさらにレイヤードし奥行きを持たせる着こなしを楽しんで。
ミクスチャーセミタイトスカート¥50,600

PRESS ENKEL TEL_ 03 6812 9897
https://www.anthem-a.com/
@anthem_a_


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KEISUKEYOSHIDA

DESIGNER_Keisuke Yoshida
LAUNCH_2015-16A/W

現代の街を生きる女性の感情を体現
〈ケイスケヨシダ〉は2023年秋冬シーズンを起点に、ブランドの中核を成すコンセプトとして未成熟な少年と厳格な淑女が同居するアンビバレンスを掲げている。現代の都市を⽣きる⼈の在り⽅を描いた今季のコレクションから、トラウザーズのウエストホックを外す仕草を“緊張が解けた瞬間”と捉え、襟にレザーベルトを通すことで緊張感を共存させたジャケットをピック。着眼点がユニークで、袖を通すだけで際立つアイキャッチなアイテムには、カラータイツにヒールを合わせたい。こっそり主張を忍ばせて、オーバーサイズの一張羅で包み込もう。
アンボタンドトラウザージャケット¥123,200
(レザーベルト 参考商品)

ケイスケヨシダ TEL_03-5775-7941
https://keisukeyoshida.com/
@keisukeyoshida_official

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MASU

DESIGNER_Shinpei Goto
LAUNCH_2017 S/S

静寂ながらも存在感を放つ
2018年にブランド名を〈マス〉から〈エムエーエスユー〉に改名。〈MASU〉は「ありがとうございます」などの丁寧語の“ます”に由来。日本では日常的に使用される価値をなくさない言葉のように、輪郭の決まった服の長所や短所を現代の空気を纏わせ独自にアレンジし、価値が無くならないスタイルを提案し続けている。今季のグラデーションチェックシャツは、“計算された完璧よりも、偶発的なエラーやノイズ、不完全さを肯定すること”をテーマとした。繊細なビジューが均等にちりばめられ、丁寧なものづくりを大切にする想いもデザインに反映されている。
フェードチェックシャツ¥61,600

エムエーエスユー
customer@masu-family.com
https://masu-onlinestore.com/
@masu_officialaccount