Timberland
in their own style
CASE 1 / 浅野美奈弥

自分らしく挑戦し続ける女性へ

Mar 10, 2023 / FASHION / TIE UP

地に足をつけながら、
自身のスタイルを貫く女性の足元に

「心強い協力者に恵まれている」
彼女がこれまで挑戦し続けられた理由

 彼女にとってこの地は縁もゆかりもなければ、これまでの活動を知る人もほとんどいない。好きなこととはいえ何かにチャレンジすることは、誰もが勇気のいること。
「自分のやりたいことを発信して、協力してくれる人とつながるようにしています。農家をやっている友達からのアドバイスやレストランのスタッフに管理を助けてもらったり、地域の人が畑について教えてくれたり……。周りの方々に恵まれているなと実感しています。心強い協力者がいるから、これまで挑戦し続けられたんだと思う」
 茨城の農家でも高齢化が進み、若い人たちの姿を見かけることは少ない。「Take me farm.」が目指しているのは、世代や場所の垣根を超えて農家のよさを広めること。
「都内から通っているうちにここの環境や地域の人たちのことがどんどん好きになって、早く笠間に行きたいって気持ちが強くなったんです。周りの人にも同じ感動を味わってほしくて『Take me farm(私を農園に連れていって)』という名前をつけました。農業って高齢のイメージがあると思うんですけど、20代、30代の人たちにも遊び感覚で気軽に来てほしい。畑の一日体験をするだけでもいいですしね。若い人たちに農業をやることはそんなにハードルが高くないんだよってことや、自分で野菜を作るのってかっこいいよね、イケてるよねって思ってもらえたらいいなと思っています」
 彼女を介してあらためて考えてみると、これまで抱いていた農業のイメージが変わった。既成概念に捉われず、何事にも果敢にチャレンジする姿は同じ志を持つ人に勇気を与えくれるだろう。“かっこいい”というムードに執着するのではなく、自分自身で“かっこいい”を生み出す。それこそがスタイルのある女性なのかもしれない。