Their Beautiful Things
Vol.3 MIKA /
「hodos」Director
May 12, 2023 / BEAUTY / TIE UP
磨き抜かれたセンスのベースとなる
“美しい”に欠かせない3つのこと
インディペンデントマインドを高めながらクリエイティブに、そしてアクティブに日々を謳歌するヘアスタイリストたち。こちらのコンテンツでは、そんな彼女たちが大切にする“美しい”につながる3つのThingsにフォーカスし、そこから見えてくる確かなセンスや美意識の源泉を深掘りする。第3回目は「hodos」のディレクターを務めるMIKAさんが登場。
PHOTO_Yoko Tagawa
EDIT&TEXT_Yoshio Horikawa(PERK)
PROFILE
MIKA
希望通りの“的確な色み”に仕上げる
「カラーがきっかけで毎日が楽しく、
ポジティブな気分になってほしい」
「ちょっと攻めたデザインが好きで、カラーには人一倍こだわっています。ハイトーンでもあまりパサッと見えず、女性らしい上品さを意識しながら色みを作るというのが私のモットーで。“的確な色み”というのは、一人ひとりの似合わせは大前提として、希望通りのカラーに寸分違わず仕上げるということ。特に今はスマホの画像を見ながらカウンセリングすることが多く、同じオレンジでも濃さや薄さといった微妙なニュアンスを表現するのが大事になってきます。的確な仕事をするとまた来てくださるし、何よりお客様の表情が明るくなる。カラーがきっかけで毎日が楽しく、ポジティブな気分になってもらえたら嬉しいです」
アートを観て刺激を受け、感性を養う
「時間を作って足を運んで、
自分の目で見ることがやっぱり大事」
「もともとアートに興味があって、月に1回以上は時間を見つけて美術館に行っています。特に絵を観るのが好きで、一つひとつの作品のデザインや色みに込められたメッセージを理解しようとはするものの、どちらかというと感覚的に楽しんでいますね。サロンワークや作品作りの刺激になりますし、多少は感性も養われているのかな。仕事に直結するわけじゃないけれど、落とし込める部分は落とし込みたい。たまにアートブックを眺めたりInstagramで作品を知る機会があったりしても、時間を作って足を運んで、自分の目で見ることがやっぱり大事だと思います。美容師をしているアート好きの友達と一緒に鑑賞するのが好きですね」
Rikako Kawauchi Solo Exhibition “human closely” installation view
©️Rikako Kawauchi
オンもオフもお気に入りの服を着る
「自分らしいファッションを楽しんで
ヘアスタイルと共に発信したい」
「前職時代は高円寺や下北にいるような柄、柄、柄みたいな格好が多かったけど、ここ数年はカジュアルでも上質というか、大人っぽく見えるコーディネートを意識しています。好きな服を着て仕事したいタイプなので、基本的にはオンもオフも変わらなくて。今日みたいに上がゆるっとしていたら、下はピタッとしたスパッツを合わせたメリハリのきいたスタイルが好きですね。アクセサリーは自分でも不思議なくらい身につけないんですけど、その代わりメガネは20本くらい持っていてほぼ毎日(笑)。自己表現の一つとして、これからも自分らしいファッションを楽しんでヘアスタイルと共に発信できたらと思います」
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