TABLETZ

Vol.2 YOKO / Kaito Sasamoto

Oct 06, 2022 / CULTURE / TIE UP

クリエイティブな日常に
寄り添うパートナー

PROFILE
「FTC」スタッフ、スケーター。大の魚好きとしても知られる。好きが高じて、2020年に魚釣りをコンセプトにしたブランド〈Metropolis Fishing(メトロポリスフィッシング)〉をスタート。

@_kozakana_

 原宿のスケートショップ「FTC」のスタッフとして働きながら、自身の興味の赴くままに軽やかに生きる笹本海都くん。自然体な人柄と、オリジナルなムードには人を惹きつける魅力がある。笹本海都 a.k.a. kozakanaという、彼のインスタグラムを見てもわかる通り、最近はもっぱら“魚”に没頭している模様。スケーターとして注目を浴びる前、彼は八丈島で生まれ育った。八丈島というと東京からフェリーで11時間ほど、ヤシの木や花々に囲まれた自然豊かな島。そのような環境の中で父や祖父と一緒に釣りをすることは、彼にとって自然な流れだった。その後、家族と共に島を離れ都内へ移り住むことになるのだが、今でも変わらず時間があれば魚釣りに出かけている。「魚がかかるのを待つ時間は、何も考えずに無の状態のこともあれば、自分と向き合うこともある。何にも縛られずに、何にも考えずに、一人で自由にできることが好きなんです」。「一人の時間が好き」というのは、いつも仲間に囲まれているイメージの強い海都くんの意外な一面。「一人でひたすら粘って、やっと釣れた瞬間に全部報われるというか。その感覚は、スケボーのトリックを何度も練習してようやく決めることができた時と似ているかもしれない」。一度自分の世界に集中すると、まっすぐに突き進む。ベースには“好き”や“楽しい”のポジティブな気持ちがあるから、かける時間も労力も苦にはならない。

 そして、数々のブランドのモデルとしても活躍している彼が、魚好きの相棒と始めたのがアパレルブランド〈Metropolis Fishing〉。「ある時、釣具屋で『kozakanaでしょ?』って急に話しかけられて。それがブランドの相方で、その3日後くらいに一緒に釣りに行き、それからは時間が許す限りいつも一緒に釣りをしています。その中で、街でもおしゃれに着られるような釣りの服が欲しいよねという話になったのがきっかけで、自分たちが欲しいものを作り始めました」。自身の好奇心に対して、真剣に向き合い形にする行動力。周りを気にせず自分のスピードで、でも着実に前へと進んでいる。「好きになったらとことん追求する。場合によってはすぐ飽きたりもするんですけど(笑)、スケボーも釣りも、やらなくなるタイミングが合っても生涯やめることはないと思うんです。難しい技を決められなくなってもプッシュで街を流したり、気が向いた時にフラッと釣りに行ってみたり。その時にやりたいことを、ただ楽しんでやっていきたい。そしてそのまま年齢を重ねていけたら最高ですね」。肩肘を張ることも背伸びすることもなく、自分が楽しいと思うことをする。仕事とプライベートの垣根も曖昧に、心のアンテナが反応する方へと身を委ねる。素直に生きる強さと柔らかさにこそ、彼らしさがあるのだろう。

How do you TABLETZ?

「釣りをしている最中、リラックスしたい時や集中したいタイミングに摂取します。あとはスケートをしている時に、パークからストリートに移動するなど切り替えのタイミングで飲むと、気持ちもリフレッシュできていいですね。口の中で溶かすように、ゆっくり時間をかけて飲み込むようにすると効果も高まる気がします。ブルーのミント味がお気に入りです」

INFORMATION

TABLETZ JAPAN
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