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YOKO IRIE
Oct 07, 2020 / FASHION
シューズ&バッグの
PERK的アイデンティティ
身につけるアイテムには、
その人の個性が見えてくる。
いつもの私、特別な日の私、
ラフに過ごす日の私。
あらゆるシーンを想像して、
2人のスタイリストが提案する
PERKな彼女のためのシューズ&バッグルック。
「ライラックカラーもコンパクトなサイズ感も、存在自体が可愛い『グッチ』のミニホーボーバッグ。クラシックなデザインベースをカラーや素材感によって、モダンに仕上げているところもたまらなく好きです。スタイリングはアースカラーやベージュトーンメインに、ジャケットやジャンプスーツなどでクリーン&シンプルに仕上げて、バッグで少しの遊び心と品よく女性らしさをプラスしたいです。オフの日に、スウェットにデニムといったカジュアルなコーディネートにあえて合わせるのも今っぽいと思います」
「ラフな日は、身軽なサコッシュなど小さめのバッグを選びがち。ラフな日といってもだらしなく見えないように、それひとつでスタイリングを引き締めてくれるバッグをセレクトすることがポイントです。スタイリングを考えないでいいくらいの心の身軽さも、ラフさであると思うので。この『サカイ』のバッグのように、光沢のあるレザー素材やシンプルだけどさりげないゴールドパーツなど、何にでも合わせられるうえに持ってるだけでエッジが利いて見えるという、気軽にスタイルが決まるデザインがおすすめです」
「私のなかでバッグのスタンダードといえば、やっぱりショルダーバッグかなと。あと、黒のレザー素材というのも定番。『ボッテガ・ヴェネタ』のフリンジバッグは、こんなに長いフリンジでインパクトもあるのに、エスニックとかウエスタンテイストが出ていないところが、洗練されていて素敵です。紐をしまってクラッチ風に持ったらおでかけ用にもなるし、どんなシーンにも合わせられるのも魅力的。ノット使いやボディのクッションのようなシルエットとか、細かい仕様にもすべてセンスの良さが詰まっているなと思います」
「決めたい日って思い切りドレスアップはしたいけれど、足元はコンフォータブルなほうがいいと思っています。ピンヒールは確かにきれいだけれどコンサバな印象が出てしまうのと、長くはいていると疲れてしまうからリアルではなくて……。私が身長低めなこともあり、バランスを取るためにもハイヒールに頼ることは多いんですが、足元にボリュームを出すのも気分です。『ドリス ヴァン ノッテン』のシューズは、安定感のあるボリュームソールなのにアッパーがクラシックなローファーデザインなところ、美しいニュアンスカラーのレザーなど、子供っぽく見えないところもお気に入りです」
「ラフに過ごしたい日にはくシューズとなると、スポーツサンダルとかスニーカーなど、いかにリラックスして過ごせるかを優先しがちです。だけど、『JW アンダーソン』のサボスリッパは、アーティスティックなチェーンモチーフが大胆にデザインされていて、ラフにはけるのにちゃんとコーディネートを引き締めてくれるエッジが出せるんです。Tシャツとスラックスなどのシンプルな着こなしでもさりげなく主張ができて、スタイリングいらず。冬にはソックスやタイツをはいて、ワンピースなどにも合わせてみたいです」
「シューズはブラックでレザーというのが私のなかで定番中の定番。そのなかでもローファーがすごく好きで、きちんとしたい時でも、カジュアルなスタイリングの時にもよくはいています。『ジル サンダー』のチェーンストラップシューズは、シンプルなスリッポンローファーをメタルのアンクルストラップでモダンにアップデートしているデザインも好みで、見た瞬間にひと目惚れしました(笑)。装飾的であるのに基本はシンプルなので、さまざまなシチュエーションにオールマイティに合わせられるところも魅力的です」
PHOTO_Kodai Ikematsu
STYLING_Yoko Irie
EDIT&TEXT_Hitomi Teraoka(PERK)
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