Feb 08, 2023 / CULTURE
「ビームス」の藤井早希子が綴る
台湾カルチャー紀行
Chap.2 Shop Cruise
「基本的に台湾は年中温暖だけど、1月は日本と同じく寒い」という情報を仕入れた私。冬服ばかりを持って行ったものの、到着した日は気温24度+湿気のある日で、急いで夏服を探す羽目に(w)。自分がファッション業界に身を置いていることもあり、訪れた店は洋服屋がほとんど。事前にInstagramでチェックしていた店にも足を運べて大満足!
SELECT SHOP
LAB TAIPEI
〈C.E〉〈DIASPORA SKATEBOARDS〉〈BoTT〉〈SAYHELLO〉など日本のストリートブランドや台湾発ブランドが揃うセレクトショップ。スタッフの方のオリジナルブランドも。手前味噌かもだけど、まるで「ビームス T」を彷彿させる空間でした。
VINTAGE SHOP
19991232
台湾ツウのUCARY&THE VALENTINE、台湾人でモデルのBEBEが口を揃えておすすめしてくれたヴィンテージショップ。〈MIUMIU〉〈PRADA〉などのラグジュアリーブランドのほか、ハッピーなカラーの古着が豊富に揃っていました。円高のタイミングだったので、魅力的な金額に感じ、財布の紐が緩くなりそうで危なかったです(堪えましたw)。お向かいにはリメイクアイテムをメインに取り扱う姉妹店「TRIPLE PEACOCK」があり、90年代の日本のカルチャー愛を感じるショップで、平成音楽が大好物な私はテンション爆上がり! BGMは宇多田ヒカル、試着室には安室奈美恵やスマップのポスター、青年時代のKinKi Kidsが表紙を飾った『Myojo』も発見。ラインナップもミニスカートやチョーカー、ジャージなど、やっぱりトレンドは繰り返されているんだなと実感しながら、まんまと洋服を購入(w)。ちなみにGoogleマップでは検索できません。
BOOK SHOP
田園城市生活風格書店
台北市中山区の住宅街にある本屋さん。「レモンコーヒーがめちゃくちゃおいしい」というUCARY&THE VALENTINEのお墨付きで足を運んでみたところ、残念ながらカフェは現在クローズ中。オーナーの陳さんが流暢な日本語で接客してくださったのもよき思い出です。日本の古本が並んでいたり、大貫妙子や沢田研二ら昭和歌謡曲のレコードが販売されていたり、店内奥にはギャラリースペースも。よくよくお話を伺ったら出版事業も行っているとのこと。オーナーの偏愛とエネルギッシュなムードを堪能できます。
BEAMS TAIWAN
現地に到着して真っ先に向かったのは、年末に引っ越したという「ビームス 台湾」の新オフィス。現地スタッフとはメールや電話をする機会はあったものの、約3年8ヶ月ぶりに顔を合わせられました。