Sep 30, 2021 / CULTURE

連載第5回のテーマは
QOLが格段と上がる
“おうちガジェット続編”

意外とハードルが低いのに
生活が一変して超便利な
スマート照明システム

「IKEA」トロードフリ
「便利そうなことには気づいているけど、導入するにはハードルが高い気がする……。そんな二の足を踏んでいる人を救済してくれる、お財布にも優しいスマート照明システム」

「IKEA」トロードフリ
LED電球E17 600ルーメン(光色3種)
ワイヤレス調光 ホワイトスペクトラム / 球形 オパールホワイト
サイズ:高さ11×直径6cm、出力:6.6 W
[参考ラインナップ]
LED電球 E26 810ルーメン(調光のみ)
LED電球 E26 1000ルーメン(光色3種)

リモコン
「IKEA」のLED電球、LED照明パネルなど、最大10個まで同時に操作可能。調光、点灯・消灯、光色の選択、暖色から白色まで、色温度の段階的な調整がこれ一つでできる。
サイズ:高さ1.8×直径6.8cm
 
ゲートウェイ
電球のほか、カーテンやスピーカーなど「IKEA」のスマート機器を最大50個まで接続できる専用のゲートウェイ。IKEA Home smart アプリを組み合わせれば、IKEA Home smart製品をスマホやタブレット端末で操作できる。
サイズ:高さ4.5×直径11cm コードの長さ:1.8m
 
ワークランプ
ANTIFONI アンティフォニー(別売りのトロードフリ LED電球 GU10装着)
サイズ:高さ44×シェード直径9cm、コードの長さ:2m
 
※スペックは2021年9月中旬現在の情報です。

 続いて紹介するのは、「IKEA」のスマート照明です。「IKEA」もスマート照明作っているんですね! こちらはライターさんの私物で、今回は私がずっと気になっているスマート照明の話を詳しく聞いていきたいと思います。私、スマート照明自体は家にあるんですが、電球の接続まで進んでいないという状況で……。まだどうやって使うのが一番便利なんだろう? という段階。電気をつけたり消したりって、別にスイッチまで行けばいいじゃんと思うところもあるんですよ。

――クルミさんのセリフを借りると「なんで今まで導入してなかったんだろう」という新しい世界にいけるのがスマート照明です。いろんなメーカーが出していますが、やっぱり「IKEA」のトロードフリが手頃で、機能的にもコスパを考えても導入しやすいと思います。今日はスタンドライトのタイプだけ持って来ましたけど、私は家の照明を全部「IKEA」のスマート照明システムの電球にしていて。まずは電球をリモコンに接続して、そのリモコン一つで部屋全体の照明をつけたり消したり、調光したりできるようになるんです。

 リモコン一つで? 例えば、おうちのリビングに電球が5個あったとして、すべてを「IKEA」のものに付け替えて、その電球を登録するとそのリモコンを押しただけで全部ON/OFFできるってことですか? でも、まだそれだけだとスマート照明じゃないですよね?

――Wi-Fiのルーターに有線接続して使えるゲートウェイというものがあって、リモコンと接続することで、同じWi-Fiに接続したガジェットから操作できるようになります。端末にIKEA Home smartというアプリをインストールすれば、個別のON/OFFや調光をアプリで操作できます。一回接続してしまえばめちゃくちゃ快適ですよ。

(左)アプリを立ち上げたときの画面。(右)個別に操作したいときの詳細画面。

 ほうほうほう、何となく見えてきたぞ。アプリがリモコン代わりになるということですよね。私もそうですけど、多分皆さんもそこまでは想像がつくと思うんですよ。それで次にしたいことと言えば、声で証明をつけたり消したりしたいわけです。

――そこで登場するのが、各iOSに入っているホーム管理アプリなんです。iOSならホーム、AndroidならGoogle Homeというアプリが入っていると思うので、IKEA Home smartと連動させて、声のコマンド登録をします。私は朝起きたらiPadに「Hey,Siri おはよう!」と言って電気をつけて、寝る時も「Hey,Siri おやすみ」って電気を消しています。あと、出かける時に玄関で「OK Google 行ってきます」というと電気が消えるように登録してありますね。

(左)スマート照明を追加したiOSのホームの画面。アクセサリを追加してからシーンを追加することで、照明の状態やそれに対するコマンドが作成できる。
(右)シーンの登録画面。Siriのコマンドワードや照明の状態を細かく調整して登録すると、コマンドワードひと言で操作が可能に。

 なるほど、じゃあIKEA Home smartというアプリを使えば、Siriと連動することができると。で、Siriを使えばコマンドを登録することによって全部ON/OFFできる。じゃあ、勉強机の電気があったら、「Hey,Siri 勉強机の電気を消して」というのもできるわけですね。

――いろんなコマンドを登録しておけば、寝室だけのコントロールもできます。あと、スポットライトタイプで一つの照明に電球が4つ付いてるものがあるじゃないですか。例えば2つは真っ白、もう2つは黄色とかにしたり、リラックスしたい時は全部電球色にしてムードを出したり、就寝前用に暗めの照明にしたり……。そういうシーンをアプリにショートカットで入れておけば、かなり便利です。

 スマート照明、便利なのは何となくわかるけど、上手く行かなかった時やここまでしかできませんでしたというのがイヤで、二の足を踏んでる人も多い気がするんですよね。

――私も最初は上手く接続できないんじゃないかと不安でしたけど、今の時代、インターネットが全部教えてくれます(笑)。「IKEA」の場合は有線接続なので、インターネットのモデムに付属のイーサネットケーブルが刺さるかどうかは確認が必要ですかね。

 質問なんですけど、Google Homeのモニターがついている「Google Nest Hub」を最近自宅に導入したんですよ。特に周りの家電とには接続していなくて、単体で稼働してるだけでだいぶ感動しているんですが、それとも接続できるんですか?

――できます。特にスマートスピーカーとは相性のいいシステムだと思います。

 ちなみに、自分の中で「『IKEA』だからこれくらいなのかな」って想定価格があるんですけど、一人暮らしの家でも買える値段って感じがしますよね、「IKEA」だと。

――私が買った数年前よりも値段が下がっていて、一般的なスマート電球メーカーと比較しても圧倒的にお手頃だと思います。

 うんうん、じゃあすぐにできますね。早速IoT化しよ! というわけで、「IKEA」のスマート照明を紹介しました。いろんなメーカーがスマート照明を発売していますが、自分のライフスタイルに合ったタイプを探してみて、わからないことがあればインターネット大学に尋ねてみてください(笑)。私は家に帰ったら、まず電球を接続します!