Forefront of Food Culture
Mar 23, 2021 / CULTURE
エンタメ性が高すぎる魅惑の食空間、
[心斎橋PARCO]地下2階にオープン
昨年11月に大阪ミナミの街に誕生した[心斎橋PARCO]。あれから4ヶ月が経った3月18日(木)、地下2階にバルや居酒屋などキャラクターの立った店舗が一堂に会する[心斎橋ネオン食堂街]がオープンした。エンタメ性に溢れ今のフードカルチャーを存分に体感させてくれるあたりは、まさに[PARCO]の面目躍如。計25店舗の中から、ファッションもフードもその日の気分で楽しむINDEPENDENT GIRLにおすすめの4店舗をフィーチャー。
PHOTO_Tomoko Tamura(TRYOUT)
EDIT&TEXT_Yoshio Horikawa(PERK)
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[ザ・ニューワールド]
名フレンチ[sio]のフィルターを通した
ポップカルチャー居酒屋
東京にあるミシュラン1つ星フレンチ[sio]が新業態として選んだのは、なんと居酒屋。ライブ感溢れるカウンターや長テーブルを配し、昭和のJ-POPが流れる店内には、親交のあるアーティストによるネオンアートやロゴが散りばめられるなど、新旧を見事にミックスアップ。お店の雰囲気と同じくメニューも誰もが親しみのある和食中心ながら、パクチーまみれのホッケ焼きやトリュフがかかったう巻きといった、モダンなアレンジが加えられたさすがの[sio]クオリティ。今、大阪で一番クールな居酒屋と言っても過言ではない。
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[KOHAKU]
ワインやシャンパンとともに
ソースが自慢のフレンチおでんを
「もっとカジュアルにワインを楽しんでほしい」と始めたフレンチおでんのパイオニアがミナミ初出店。大根や玉子、ジャガイモなど、ソースだけで2日間もかかる見た目も美しい創作おでんに加え、赤と白それぞれ10種類のワイン、6種類のシャンパンをコの字カウンターでフランクに楽しめる。梅田の3店舗にはないここだけのサービスとして、毎日11時から12時まで1時間限定の朝シャンセットをスタート。好みのシャンパン1杯の価格でフレンチおでん3品が付くとあれば、休日のハシゴ酒の一軒目に使わない手はない。
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[TANK酒場]
サクッと気軽に立ち寄りたい
街の重要人によるカルチャー酒場
フロアの中心に位置するスタンド酒場。店主を務めるのは、1994年にアメリカ村にオープンした[タンクギャラリー]を皮切りに、カフェのマスターやアートキュレーターとして活躍してきたストリートの生き字引、古谷高治さん。ビールやワイン、コーヒーをカウンターでサクッと楽しめるほか、アートのエキシビションや食のポップアップストアなど、[心斎橋PARCO]の他店と連動したイベントも定期的に行われる予定。「周りの店や人を巻き込みながら、まるで若手の頃のようにガムシャラに動いていきます」と白い歯を見せる。
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[大衆食堂スタンドそのだ]
長蛇の列でおなじみの
大衆スタイルを根付かせた人気店
2016年に谷町六丁目に1店舗目が登場して以降、オープンする店舗すべてに行列ができる大阪では知らない者はいない大衆食堂。大きな暖簾、白タイルのカウンター、何をオーダーすべきか迷宮入り必至の赤札、BGM代わりのテレビと、これまでの店舗と全く同じ空間を[心斎橋PARCO]の中に作り上げた。常連と思わしき人を横目で見ながら頼むのもいいけれど、初めて訪れた際は二大名物の肉豆腐とメンチカツ、ドリンクは梅とシソのエキスが入ったピンク色のサワー、バイスで間違いなし。ゴキゲンタイムへといざなってくれる。
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