KYOTO CRUISE
Aug 13, 2020 / CULTURE
ヘアデザイナー京里さんと巡る
感性を刺激するホームタウン
過去から現在、未来へと紡がれる多くの文化が根付く一方で、新たなランドマーク[新風館]がオープンするなど、アップデートを続ける京都の新たな魅力を紹介。案内役は、東京の人気サロンでトップスタイリストとして活躍したのち、この秋地元である京都に戻り自身の店を立ち上げるヘアデザイナー・京里さん。彼女の豊かな感性を刺激するおすすめスポット、ぜひご覧ください!
PHOTO_Masao Inoue(TAND)
KYOTO CRUISE_01
ME ME ME
[神宮丸太町]
多くの出会いを与えてくれる
コミュニティカフェ
「いろんな人と繋がれる場所」と教えてくれたのは、“大人が楽しめる朝食”をテーマにしたこちらのカフェ。百花繚乱のモーニングプレートや具材たっぷりのサンドイッチが一日中味わえるほか、気さくな店主・晴さんとのお喋りも楽しく、アットホームな雰囲気が心地いい。「彼に悩みを相談すると、いつも適格なアドバイスをくれるんですよね。大切な出会いもたくさんあって、私にとって刺激的なコミュニティスペースです」と京里さん。ゆるいトークとともに時間を忘れて過ごせるだけに、地元の人たちの心の拠り所になっている模様。
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KYOTO CRUISE_02
keiokairai
[一乗寺]
いつまでも使い続けたい
洗練されたプロダクト
フィンランドのデザインに魅せられた夫婦が営む、セレクトショップ&ギャラリー。日本の食卓にもすっと馴染む北欧ヴィンテージや国内の作家モノなどのキッチンツール、トレンドに左右されずに着られる質のいいウェア、さらには身体に優しいオーガニックコスメなどがジャンルレスに並ぶ。「どれも洗練されたアイテムばかり。本当にいいものが見つかるお店です」と京里さんも絶賛。過去のものを引き継ぎ、発展させるという意味の店名“継往開来”の通り、いいものを長く使い続ける大人の女性にこそおすすめしたい一軒です。
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KYOTO CRUISE_03
VOU/棒
[河原町]
店主のカオスが詰まった
ユニークなスーベニア
京里さん曰く、「キャッチーな京都土産を買うならここ!」。さまざまなアーティストの作品や作り手の愛に満ちたZINE、一点モノの陶器などを扱う[VOU/棒]。ここでしか手に入らない作家とのコラボアイテムやオリジナルアパレル&グッズが多数揃い、地元を拠点に活動するアーティストを中心とした企画展も月替わりで開催する。「いい意味で京都のイメージを裏切るようなショップにしたくて」と話す店主・川良謙太さんの思惑通り、そのクリエイティブなセンスは、ほかとは一線を画すインディペンデントな存在として異彩を放っている。
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KYOTO CRUISE_04
YOU LOOK GOOD
[大徳寺]
アーバンなムードを漂わせた
今の気分にちょうどいい古着が満載
「京都で一番お気に入りの古着屋さん」と京里さんが推すのは、紅葉の名所として知られる大徳寺の隣に佇む[YOU LOOK GOOD]。木造の米蔵をリノベーションしたノスタルジックな空間に、店主の若林春奈さんがアメリカ西海岸で選んだレディス古着を年代問わずににラインナップ。「彼女はいつも古着を可愛くレイヤードをしていて、その組み合わせのセンスがすごく素敵。程よい抜け感もあって、どこか都会的なんです」。今の空気感を落とし込んだ春奈さんのスタイル提案は、関西の古着女子の注目を大いに集めている。
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KYOTO CRUISE_05
Farmoon
[銀閣寺]
食のアーティストが手がける
ワンダーなメニューを堪能して
国内外をボーダレスに飛び回り、食・文化・アートをマッシュアップする船越雅代さん。彼女がオーナーを務める[Farmoon]は、昼は月ヶ瀬健康茶園のお茶やオリジナルドリンク、スイーツが楽しめる茶楼、夜はおまかせスタイルという完全紹介制のプライべートレストラン。料理に用いる食材は大原など新鮮な地元産で、アーティスティックなビジュアルもさることながら、食べた時に意表を突かれるような味わいがファンの心を鷲掴みする。「メニューはもちろん、円卓を囲める空間も素敵。温かな接客にも惹かれますね」と京里さんも太鼓判!
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PROFILE
KYORI