“INDEPENDENT GIRL” SNAP!!!
Feb 22, 2026 / FASHION
誰かの正解に頼らず、好きなものを自分の視点で選ぶこと。スタイルとは、ファッションを超えてその人の“今”を映す姿勢や哲学の表れ。こちらのコンテンツでは、“INDEPENDENT GIRL”たちのスナップを通して自分らしくあることの魅力を掘り下げていく。第6回目は、スタイリストのKazamiさん。PERKの冬のテーマ“Wrapping Myself”をもとに、冬のレイヤリングを楽しんだスタイルを提案してくれた。
PHOTO_Yoko Tagawa
EDIT_Maria Ito(PERK)

PROFILE
Kazami
@kazami_o
イギリスでスタイリストとディレクターとして活動後、2025年に日本へ帰国。クラシカルとモダン、色と柄、時間の異なるピースをかけ合わせるバランス感覚を持つ。ファッション好きの5歳の姪、ルナ(@luna.x.mia)のスナップも発信中。


01_長く着る服で再編集する感覚
1ルック目は服のレイヤリングだけではなく、時間も重ねたようなスタイリング。「ワードローブは20歳くらいからあまり変わっていないんです。おばあちゃんや叔母からもらった長く大切に持っているものも多い」。ベースはクラシカルに、そこに足元やバッグで若手ブランドの空気をひとさじ差し込む。今回合わせたのは〈メゾン マルジェラ〉のタビをモチーフにしたバッグ。どこかユーモアがあって、少しだけエッジィ、その違和感がスタイル全体を“今”に引き戻す。〈トリコ・コム デ ギャルソン〉のトップスは、表地はバラ柄ニットだけれど、表と裏、前と後ろを逆にして着用した。「ニットって、裏と表で表情が異なる。逆さにしてみると、新しい発見があって面白いんです」。服を完成形として着るのではなく、アレンジしてまとうことことで彼女らしさが生まれる。冬はマフラーで首元を包み、春や夏には髪飾りや小物でさりげなく彩る。贈り物を包むように、最後に“飾り”を添えるのが好きなのだそう。

02_柄のリズムでグラフィックをまとう
「日本が、私を柄にさせる」。2ルック目は、ニットやロングスリーブTシャツ、パンツのチェックやドット、複数の柄を重ねながらも、不思議と軽やかなスタイリング。「イギリスにいた時は、ランドリーに行く時間もなかったので、白や黒といった色分けで洗濯できるものばかり着ていたんです。日本に戻ってきて以前までのワードローブもあるので昔の感覚が戻ってきて、色や柄合わせが再熱しています」。本来なら散らかりそうな組み合わせなのに、全体が一枚のテキスタイルのようにまとまって見える。柄を重ねているというより、柄を編集している感覚に近い。昔のアイテムをそのまま懐かしむのではなく、今の感覚で再構築しているところにセンスが垣間見られる。足元は4年前にイギリスで購入した〈ムーンブーツ〉。近未来的なデザインが存在感を放つとともに、暖かに足元を包みこんでくれる。