Jun 12, 2020 / CULTURE
“餃ビー”を楽しむ時は
心を思いっきり開放すること!
地元民に愛される中華料理店のカウンターで、餃子をつまみに瓶ビールを一杯。そんなおひとりさまだっていとわない自立したマインドを持つ姿勢こそ、『PERK』が掲げるINDEPENDENT GIRL像です。昔からその町に根差したお店を訪れ、“餃ビー”を楽しむモデルの在原みゆ紀さんに、ヴィンテージのチャイナシャツを羽織ってもらいながら町中華の魅力を伺いました。
PHOTO_Shinsaku Yasujima
――西荻窪にある、ここ[八龍]に通うようになったきっかけは?
1年ほど前に、たまたま通りかかって入ってみたのが最初です。もともとは[八龍]から少し奥に行ったところにある中華料理店が気になっていて、そこに行くつもりだったんですけど、いつも地元のお客さんで賑わっていて、よそ者の私には少し入りづらい雰囲気があって。それで断念して、近くにある[八龍]に入ってみたんです。すると「ここもいい感じだし、何より美味しいじゃん!」と虜になって、それ以来通うようになりました。ガラス越しに店内が見えて、女性でも気軽に入りやすい雰囲気なのも魅力で、月イチペース訪れています。普段は自宅の最寄り駅近辺でご飯を済ませることが多いけど、中華の口になったら[八龍]で間違いありません!
――こちらで必ず頼む、在原さんおすすめのメニューがあれば教えてください。
メニューがたくさんありますが、料理でいうとやっぱり餃子と名物の台湾丼に落ち着きます。アルコールは、“瓶ビー”はもちろん、ここではよく角ハイボール缶を注文します。缶の角ハイを開けて、お冷グラスに注いで飲むのがなんか可愛いなと。グラスが小さいから、グビグビ飲み過ぎちゃいますけどね(笑)。以前、チャーハンの種類が多いことで有名な渋谷の[兆楽]で全メニュー制覇しましたけど、それっきり「全メニュー制覇しよう」という気持ちがなくなって、今はお店ごとにお気に入りのメニューをオーダーするようにしています。
――餃子に瓶ビールというと、おじさんが好きそうなイメージがありますが、“餃ビー”に夢中になったのは?
餃子はもともと好きでしたけど、それでも人並みというか、ラーメン屋さんに行ったらサイドメニューとして注文するくらいでした。ハマったのは、以前中目黒にあるスペイン料理とシェリー酒のバー[べネンシア]を訪れた時に、ご夫婦で餃ビー巡りをされている店主夫妻におすすめのお店をたくさん教えてもらい、実際に行ってみたのがきっかけですね。それ以来、週に一度は餃ビーを満喫しています。休日に楽しむのもいいですけど、やっぱり仕事を頑張った休みの前日のタイミングが最高です! 撮影の前は控えなくちゃいけないので、何日間か我慢した後の餃ビーは何ものにも代え難くて! 『PERK』の読者の皆さんにも、ぜひ仕事終わりのお疲れの時に味わってほしいです。
――餃ビーをより楽しむために、押さえておくべきポイントはありますか?
そうですね、餃ビーを楽しむ時は心を思いっきり開放して我慢しないこと! 「これ以上ビール飲んだら太っちゃう……」ではなく、「餃ビーの日は、飲めるだけビールを飲むぞ!」くらいの意気込みでいてほしい(笑)。私はリフレッシュしたい時に一人でも足を運びますよ。おうちで飲むビールとお店で飲むビールって、味も自分自身のテンションも違いますよね。ムシャクシャしている時におうちで飲むと余計にイライラするので、気晴らしを兼ねて町中華を目的に外に出るようにしています。気分もすっきりするし、元気づけられますよ。だから、自炊しておうちで飲まなくちゃいけない外出自粛期間中は本当に辛い(笑)。あと、気心知れた友達と一緒に楽しむのもおすすめです。瓶ビーを注ぎ合っていると、自然と会話も弾みますしね。静かでおしゃれなバルでは周りの目が気になって私は落ち着かないけど、町中華の雰囲気は気取らなくていいし、心も自ずとオープンになりますよ。
――確かにわかる気がします! 餃子以外で好きな町中華のメニューはありますか?
チャーハン! どのお店も絶対美味しいし、外さないからです。チャーハンと餃子がニガテな人はいないと思っているので、誰かとシェアする時はとりあえず“チャー餃”! それでもお腹に余裕があれば、ほかのメニューを追加オーダーします。ランチは自転車で訪れることも多く、お酒が飲めないのでチャー餃ですね。とにかく夜は餃ビー、昼はチャー餃がテッパン。[八龍]では“ドン餃”(台湾丼と餃子)。餃ビー、チャー餃、ドン餃って、なんだか業界用語みたいですね(笑)。
――ファッションのこともお聞きしたくて、以前古着屋さんで働いていたこともある在原さんですが、毎日のコーディネートで心がけていることはありますか?
似合わないものを着ないこと! 憧れの人が着ている服が自分に似合うとは限らないですし、自分にはサイズが合わないこともあります。私自身は肩幅があるので、メンズ服を好んで着ていますね。あと、新品よりもボロボロの服のほうがしっくりきます。着古された服は馴染んでくれる気がして着心地もいいですね。自分に似合う服は直感でわかりますよね。私は色遊びをするより、自分に合う色の服を着て、アクセサリーやメガネ、バンダナでアクセントをつけることが多くて。大学1年の頃から古着屋で働いていたので、ファッションに関する知識が深まったと思いますし、日々いろんなことを教わりながらお客さんに提案していました。今のファッション観にも大いに繋がっていると思います。
――今日着ていただいたチャイナシャツはいかがでしょうか?
私も好きで数着持っていますよ。以前はタグを見れば、ある程度モノの良し悪しがわかりましたが、最近は全体的に高騰してきていますよね。一見、着こなし難易度が高そうに思えますが、案外簡単に取り入れられるのでおすすめです。インナーにTシャツやタンクトップ、キャミソールを合わせて、ボトムはデニムやワークパンツを選ぶと間違いありません。おしゃれな柄モノを着たい方は、まずはチャイナアイテムからチャレンジしててはいかがでしょうか。そのスタイルで、餃ビーを楽しんでほしいですね!
PROFILE
MIYUKI ARIHARA
INFORMATION
CHINESE VINTAGE More Variation
チャイナアイテムを取り入れて
気分と着こなし、両方をアップデート
古着シーンにおいて、にわかに注目を集めているチャイナ服。アクが強く見えるものの意外と取り入れやすく、実はコーディネートのアクセントにも使える万能選手なんです。町中華を堪能する日もそうじゃない日も、“Don’t think! Feelマインド”で日々のスタイルに加えてみては?
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