植物の麻（ヘンプ）から採取されるカンナビジオールの略称、CBD。欧米を中心に、ウェルネスや美容の感度が高い人の間で浸透し始めている。でも、目新しいがゆえにまだ一歩を踏み出せない人も多いのでは？ そんな中、徐々に注目を集めているのがLA発祥のCBDブランド〈TABLETZ（タブレッツ）〉。タブレット状であることや、比較的お手頃な価格から手軽にチャレンジできるというのが最大の魅力。そこで今回PERKでは、異なるフィールドで活躍している4名を起用し、それぞれのクリエイティブに対する姿勢と、その日常に取り入れられたCBDをクローズアップ。第2弾は100%ヴィーガンのケータリング専門店「SUNPEDAL（サンペダル）」を主宰するYOKOさんと、「FTC」のスタッフでスケーターの笹本海都くんが登場。彼女たちを参考に、自分らしく生きるための相棒として、新たな可能性を広げるチップとして、〈TABLETZ〉にトライしてみて。

PHOTO_Houmi Sakata（TRON）
EDIT&TEXT_Shiori Nii

PROFILE
化学調味料、添加物、砂糖なども使用しない100%ヴィーガンのケータリング専門店「SUNPEDAL」を主宰。一度食べたら忘れられない見た目と味で、ヴィーガン料理の可能性を広げている。

＠sunpedal

　越して来たばかりだという、大きな窓が印象的な新居。部屋の中央にある長テーブルの上に次々と並べられる料理に、思わず目を奪われる。ひと口食べると「この味付けは何？」、「この野菜は？」と聞かずにはいられない品々。予想できないひと皿に、心が躍り胸がときめく。もともとヴィーガンレストランで働いていたYOKOさんだが、「自分の言葉と想いで、私にしかできないことをやりたい」という気持ちから自身の料理を振る舞うポップアップイベントを始め、ファッションやイベント関係者の間で注目を集めていった。彼女が手がける「SUNPEDAL」には、いくつかの特徴がある。まず、ヴィーガン料理の代表的な食品の一つである大豆ミートなどの擬似肉を使用しないこと。「個人的には大豆ミートも大好きですし、否定するつもりもまったくないのですが、私のお弁当を食べる人には野菜をしっかり摂って満足してもらいたいと思っていて。ヴィーガンには限界があるというイメージのある方にも、野菜が持つ本来の味わいや色彩、組み合わせの可能性を知ってほしい。何かの代わりではなく、もっと自由でおいしい、一つの選択肢として提供したいんです」

　「誰が食べるのかわからないまま作るのが苦手で。その点ケータリングだとお客さんが事前にわかっているので、相手に合わせて料理できる。その方が私の性に合ってるというか」。決まったメニューも営業時間もない“ケータリング”という形態にこだわりながら、料理の先にいる人を思い描きオーダーメイドで作る〈SUNPEDAL〉。ヴィーガン料理の可能性を制限しないのと同様に、自身の活動も枠にはまることなく自由に動き回るのが彼女のスタイル。「その時にどんな人と出会ってどんな経験をしているのかが、料理に影響を与えます。例えば、よく海外に行ってた時は外国のスパイスを取り入れていましたね。自分の経験や感情を料理に組み込むことが多いです」。見たもの、感じたことを吸収し、消化して料理として届ける。そのためにも、都会のめまぐるしい生活から離れて自分と向き合いながらインプットする時間は、YOKOさんにとって大切なひと時。活動の一環である〈旅ぺだる〉では、彼女が地方を訪れて得た知識や経験を料理に落とし込こんでいた。しかし、前回は自身だけでなく東京のお客さんを地方に招き、現地の文化やものづくりの背景にも触れた。「体験することがとても重要だと感じています。何気なく使うものでも、誰がどのように作っているのか背景を知ると、愛情も感謝の気持ちも強まる。そして、その場の感覚や体験を一人ひとりの経験として持ち帰ってほしいんです」。食事の時間を共有すると自然と距離が縮まるように、経験を分かち合えれば、より深い関係性が築ける。そして五感を通して得た経験や繋がりは毎日をさらに豊かにし、広い世界を見せてくれることを彼女は知っている。YOKOさんにとって「生きる喜びであり、存在する価値」である食。優しくて刺激的で、愛に溢れた料理は、まさに彼女自身の生き方を映しているように思える。

How do you TABLETZ?

「ケータリングは届ける時間も人数も毎回違うので、夜の仕込みの時間も朝起きる時間もバラバラで睡眠が不規則になりがちなんです。そんな時、寝る数時間前にCBDを摂取すると、睡眠が深くなり翌朝すっきりと起きれる気がします。〈TABLETZ〉は砂糖・保存料不使用でヴィーガンにも対応し、遺伝子組み換え成分も含まれないため安心できます」