SUMMER TYPHOONchap.Local Green Festival’22
@YOKOHAMA RED BRICK

私たちの背中を後押ししてくれる、
4組のアーティストをフィーチャー

「SUMMER TYPHOON」と題して
野外フェスを紹介するこちらのコンテンツ。
「BE FES!!」に続き、今回は横浜赤レンガ倉庫で開催された
「Local Green Festival’22」の2日目に向かい、
私たちにパワーを与えてくれる4組のアーティストに話を伺った。
会場で思い思いのスタイルを楽しんでいた
“INDEPENDENT GIRL”のファッションスナップもお届け!

PHOTO_Yoko Tagawa
EDIT&TEXT_Yoshio Horikawa, Fuka Yoshizawa(PERK)

「Local Green Festival’22」
DATE_2022年9月3日(土)、4日(日)
PLACE_横浜赤レンガ倉庫
@localgreenfestival

CLOSE UP of ARTISTS_01

iri

── ライブ直後にお時間をいただきありがとうございます。ほかのフェスでは、割と明るい時間帯にライブをされることが多かったそうですね。
「そうですね。今日は夜の海やライティングされた赤レンガ倉庫も見えて、すごく景色のいい中でライブできたのでモチベーションが上がりましたし、空気感もすごくよかったと思っています。この『Local Green Festival』は過去にも出させていただいたんですけど、夜の景色の方が自分の音楽に合う気がしています。それにこの辺りは学生の頃から遊びに来たりデートコースだったりして、そういう慣れ親しんだ場所でライブをするといろいろと思い出すこともあるし、見慣れた景色が曲の空気感とより一層マッチして私自身もグッと入り込めたと思っています」
── 逗子ご出身ですもんね。今日のファッションについてはいかがでしょうか?
「野外フェスはシャツを着ることが多くて、観てくれている方たちも涼しくていいかなと思っています。もともと柄シャツが好きなので、ライブでの着用率も高いかもしれないですね。色柄がビビッドな服は私のテンションも上がるので。私服でも柄ものや派手な色を好んで着ているんですけど、ライブみたいに動くことはないこともあって、スニーカーよりも女性らしい革靴や身体のシルエットが出るものをたまに着たくなります」
── 『PERK』は“INDEPENDENT GIRL”をテーマに“スタイル”のある女性を取り上げることが多いのですが、iriさんの中でどういった方が思い浮かびますか?
「たくさんいますけど、私はステージ上で割とジェンダーレスなファッションというか、あえて女性らしさを意識しないようにしていて。そういう観点で考えると、アーロ・パークスはスタイルがあると思います。短髪で派手な髪色や、ファッションもボーイッシュで飾り気がなくてかっこいいし、自分に自信を持って日々を楽しんでいる感じがします。甘い歌声とクールなファッションとのギャップがすごく好きです」
── この質問も『PERK』のコンセプトと関連するのですが、日常をより自分らしく、よりポジティブに過ごすためにiriさんが心がけていることはありますか?
「周りの友達、あとスタッフさんもそうですけど、自分の飾らない状態を愛してくれる人と一緒にいることを大事にしています。自分を取り繕わなくても、素の私を理解してくれる人たちと過ごすのはすごくポジティブになれます」
── それでは、この秋に新しく始めたいことはありますか?
「もともと自分はギターで曲を作っているんですけど、ほかの楽器にもすごく興味があって、特にドラムをやってみたいと思っています。まったく叩いたことないんですけけど、昔から“ガレバン”とかで自分でビートを作るのは好きだったので。アンダーソン・パークみたいにドラムを叩きながら歌えたらかっこいいし楽しいし、グルーヴもまた変わってくると思って興味がありますね」
── ドラムを叩きながら歌っているiriさんの姿が想像できます。最後になりますが、今後の展望をお聞かせください。
「今、もともと私のことを知らない海外のアーティストさんと新しい作品を作っているところで。これまで一緒にやってきた日本のトラックメーカーは、ある程度私がどういうアーティストなのかを理解してくれていたんですけど、今回は向こうの方が私のイメージをあまり持っていないなかで『こういう感じどう?』『最近これ聴いてるんだよね』とかシェアして、オンライン上でお互いのフィーリングを大事にしながら進めています。まったく想像していなかったサウンドが送られてくることもあって、新しい自分の色が出せるいい機会だなと刺激を受けています。きっと面白いものが完成すると思うし、これからもこういった実験的なことを続けていけたらいいですね」
PROFILE
イリ/ヒップホップ/R&Bのビートとダンストラックをシームレスに歌いこなすシンガー。2016年にメジャーデビューし、翌年には〈ナイキ〉のキャンペーンソングを手がけ一躍話題に。10月13日(木)にワンマンショー「STARLIGHTS」を東京国際フォーラムで開催。「染」(Amazon Originalドラマ『モアザンワーズ/More Than Words』主題歌)配信中。
https://youtu.be/V9RzxQKPwa8
https://www.iriofficial.com/
@i.gram.iri

CLOSE UP of ARTISTS_02

Chilli Beans.

── つい5分ほど前にライブを終えたばかりですが、まずは今の感想からお聞かせください。
Moto「いっぱいお客さんが来てくれて私たちも一緒に楽しめました。さすがに暑かったですけど(笑)」
Lily「手を上げてくれている方も多くて、お客さんとの一体感があったかなと思います」
Maika「そうそう。皆さん自由に楽しんでくださって、とても嬉しかったですね。特に野外フェスは普段のライブとは開放感が違うし、歌っているすぐ横に海が広がっているというシチュエーションもなかなかなくて。海が好きなのでテンションが上がりました!」
── 「Local Green Festival」は秋フェスとして音楽ファンの間で根付いていますが、秋をきっかけに新しく始めたいことはありますか?
Moto「私は高尾山に行きたい」
Maika&Lily「お〜!! いいね〜! 行きた〜い」
Maika「私、普段はあまり料理をしないんですけど、カボチャとか栗とかサツマイモとか秋の食材が好きで。この前Twitterでカボチャのチーズケーキのレシピを見つけたので、今度作ってみたいと思っています」
Lily「今までチャレンジしたことのないファッションに挑戦したいですね。夏はどうしてもTシャツばっかりになっちゃうので、早く長袖を着たい。今はアウターが欲しいです」
── ちょうどLilyさんからファッションの話がありましたが、好きなスタイルやライブ時のファッションについて教えてください。
Maika「ライブの時はお腹を出していることが多くて、もはや出してない日がないくらい(笑)。普段はダボダボのTシャツにダボダボのデニムみたいなストリートっぽい格好が多いです。なのでライブの時にお腹が出るピタッとしたトップスを着ると、スイッチというか気が引き締まりますね」
Lily「私もオーバーサイズの服、それにデニムも好きですね。ダボッとしている服を着ていると落ち着くんですよね」
Moto「落ち着くというところでは、今日もそうですけど私は全身黒になっちゃいますね。もともと黒が好きで、普段からこんな感じです」
── ファッションの話とも関連するところで、“スタイルのある女性”と聞くと誰を思い浮かべますか?
Maika「イギリスのデュア・リパさんです。曲はもちろん、彼女の生き様もすごく好きで。“LOVE MY SELF”なメッセージに影響を受けていて、彼女のおかげでそういう考え方を知ったので、憧れの存在で尊敬しています」
Lily「私はマイリー・サイラスです。ディズニー・チャンネルの『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』を観ていた頃からの憧れで。“自分の好きなことをする”というスタイルを貫いているところがかっこいいですよね」
Moto「ビリー・アイリッシュです。彼女が作り出す世界観がちょっと儚いというか、自分の気持ちを素直に打ち明けているところがいいなと思っています」
── やっぱり海外のアーティストなんですね。それでは今後の展望を聞かせてください。
Moto「いつか、小さいところでもいいから海外でライブをしてみたいです」
Lily「あ〜、してみたい。私たち3人の憧れだよね。やっぱりイギリス?」
Maika「うん。あとはアメリカでもやりたいな」
PROFILE
チリビーンズ/Moto(Vo / メイン写真中)、Maika(Ba&Vo / 同右)、Lily(Gt&Vo / 同左)の3人によって2019年に結成されたスリーピースバンド。22年7月に1stフルアルバム『Chilli Beans.』をリリース。11月2日(水)から全8都市を回る、初の全国ツアーがスタートする。
https://chillibeans.fanpla.jp/
@chillibeansmusic