Select by scene
YUMENO OGAWA
Oct 05, 2020 / FASHION
シューズ&バッグの
PERK的アイデンティティ
身につけるアイテムには、
その人の個性が見えてくる。
いつもの私、特別な日の私、
ラフに過ごす日の私。
あらゆるシーンを想像して、
2人のスタイリストが提案する
PERKな彼女のためのシューズ&バッグルック。
「メンズっぽいデザインに、キャッチーでインパクトのある色味が可愛い『ボース』の一足。私の場合、秋冬はワンピースを着る機会が増えて靴でハズすことが多いんですけど、今年はあまりスニーカーという気分じゃなくて。こういうギザギザした厚底ソールで、フォルムが大きめのショートブーツなんかが欲しいなと。あとこのシューズ、パリの街中のカルチャーをテーマにしていて。このグリーンもただのネオンカラーと思っていたら、酸性雨で溶けた街の銅像の色というところにも魅かれました」
「2、3年前から私のなかでロングブーツ熱が再燃しているんです。それに、今年はスカート丈も今までより短いほうが気分なので、こういった印象的なブーツが一足あるとすごく使えると思います。足元をタイツとパンプスにしても可愛いけれど、上手く合わせないとコンサバになってしまうし。あと、スキニーとか細身のパジャマパンツをインしてもすごく可愛い! 柄のレギンスやタイツだけで合わせるスタイルとか、ピタッとしたシルエットも流行っているので、そういうアイテムと合わせても素敵」
「最近、90年代~00年初頭のテイストが好きなんですよね。久しぶりに『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリーがはいていそうなキラキラした華奢なストラップシューズが気になっていて。少し前だと野暮ったかったけど、今また新鮮だなと。『ピエール アルディ』は一見クラシックなのに、角度によってグラフィカルにも見えて、エッジが利いているところが好き。20年代、30年代のスウィング・ジャズのイメージというか、ダンスシューズみたいですよね。白タイツと合わせるのも良さそう」
「国内に数台しかない特殊な編み機を使って、インターシャ編みで色を切り替えながら細かな柄を表現したバッグ。すべてメイド・イン・ジャパンながらも、日本製っぽくないデザインセンスというところがツボだなと。大人の人でも持てる程よいストリート感がありつつ、ニット素材で柔らかさが出るからか印象が強くなりすぎないんです。今シーズンはフラッグチェックに注目しているのもあって、モノトーンのコーディネートにこのバッグを合わせるのとかも良さそう」
「ここ最近ブームだったミニマルなバッグもいいけれど、これからはそれだと少し間が抜ける感じがするなと思っていて。こういうマチが広くてバッと使えるバッグが気になっています。スタンダードに斜めがけにしてもいいけど、メルトン素材のダブルブレストのロングコートとかに合わせてモードにアクセントを利かせて持ちたいですね。素材感やちょっとした金具使いも可愛いし、デニムと合わせたらカジュアルにも見える。服によって表情を変えてくれるから、これは定番として使いたいかな」
「私、シャキッと気合いを入れたい時に真っ赤なワンピースを着るんですが、そこにコーデの主役になるこのピンクのバッグを持ったら、絶妙な色合わせがすごく可愛いなと思って。こういう大きくて柔らかいバッグは、クシャッとラフに合わせたいですね。『サガン ヴィエンナ』は、ブランドの前身に当たる『ブラダリック・オーマエ』の服とバッグも当時すごく好きで。ブランド名が変わった後、下北沢の[カルマ]で久しぶりに出合って、やっぱりこの人のつくるもの好きだなと改めて惹かれました」
PHOTO_Go Itami
STYLING_Yumeno Ogawa
EDIT&TEXT_Hitomi Teraoka(PERK)
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