Monthly Cosmology
November, 2025
Oct 23, 2025 / HOROSCOPE
西洋占星術師の淡の間による
月間宇宙論2025🪐
月いち公開の連載コンテンツ「マンスリーコスモロジー」。西洋占星術の観点から考察する天体の影響が、地上に住む私たちに対してどのように表れるのか。まるで“宇宙の風向き”をチェックするように気軽にお付き合いください!
TEXT_Aynoma
PHOTO_Yuito Ogawa
EDIT_Yoshio Horikawa(PERK)
11月の星回り
11月4日(火)にモチベーションの燃料・火星が射手座へ移動。恋のムードは積極的なスイッチに。「少し涼しくなってきたら運動しようかな」という気分になったら、星の流れに乗っている証拠。
5日(水)はおうし座の満月。最適な自分の暮らしを作るための「強制終了」的なフェーズ。ここで大きなものを手放した人から見えてくる世界がある。ここから20日(木)の満月まで、ご縁のキャッチ&リリースが続く。場所が変われば、人生のステージも自ずと変化する。
7日(木)に愛と欲を司る星・金星が蠍座へ移動します。みずがめ座の位置に滞在する冥王星とのぶつかり合いによって、愛にまつわる課題や潜在的な欲望が炙り出されます。これまでの愛の経験値が叶わないような相手に惹かれたり、相手を求めるほどに不安を感じたり。愛の課題が魂ごと変容を促されるかのようです。自分の感情やパターンがグラグラと破壊されるように見えて、実は“真実の絆”がお目見えするタイミングなのかもしれません。本音を隠すより、恐れの気持ちごと抱きしめたい。なんと言っても素直がいちばんです。
8日(金)に逆行していた天王星が、おうし座のもとへ再来。2018年から続いていた物語はまだまだ終わらない。その頃から続く「価値・暮らし・身体・お金」の革命はまだ途中。7月頃に始まった出来事が再び動き出し、“本当に自分らしい豊かさ”を確実な手応えとともに選び直すタイミング。好みの嗜好が変わっていることを感じたりも。
10日(月)から30日(日)まで、今年最後の水星逆行こと運命の流れを点検する時間。広がりすぎた思考を引き戻す。深層へ潜り、真実を探しに戻る。目の前にある「夢」が、実現していく様子に追いついていない自分の気持ちを確かめにいく感じ。「私の選択は本当にこれでいい?」と疑い深くなる人も増えそうです。不安材料を見つけたら一つひとつ掘り下げて確認しましょう。お金まわりの見直しもgood。遡って、10月に手をつけられなかったタスクの反省とスロウバックなども起こりそう。
20日(木)はさそり座の新月。5日(水)の満月からの着地点。あの時の自分の選択が間違っていなかったという、新しい可能性を感じるご縁の脈が動き始める。別軸で動いていた運命がようやく出合い、同化していくような深いつながり。
28日(金)、うお座上弦の月とともに土星がうお座の位置で逆行終了。そして30日(日)に水星逆行がさそり座の位置で終了。「水」の力がきいている。自浄作用を取り戻す。これから澱んだ膿のようなものや、不純物に近いエネルギーが一掃されていくかと思うと楽しみ。

11月の星模様
毎年11月は、さそり座といて座のエリアを星のバトンがつながっていく時期なのですが、さそり座のテーマは「死と再生、輪廻」。いて座のテーマは「理想へと解放」。勇気を持って脱皮した人から新しい世界へと飛び込んでいく、終わりと始まりの季節です。
特に今年は、10月21日(火)の新月から仕事や恋愛を含めたパートナーシップの見直しにまつわる強い浄化の作用が働いています。それは今のご自分にとって、「本当の意味での最適なかたち」を取り戻すため。または、自分の感覚の隅々まで満たされるような生き方に着地するため。
何かを始めるために何かを終了させることを余儀なくさせる、妥協を一切許さない冥王星の力がギンギンにききまくることでしょう。「急に変わった」、「まさかの展開!」というびっくりニュースが身近にも、世界的にも飛び交いそうです。何食わぬ平気な顔して生きている人ほど、大胆な展開を迎えたりして。
深みを求めるさそり座のシーズンだけに、一つひとつの出来事が濃厚で、あまり軽い気持ちで向き合えないようなゼロヒャク的な事項が増えるため、真面目な人ほどいちいち心が疲弊したり心を蝕まれたりするような感じの星回り。さらに、水のエレメントがしっかりきいている時期の天体配置は浄化作用も強いため、いろんなことが洗い流されていくでしょう。「共感・情緒的なムード(『わかってよ、私はこんなに真剣なのに! なんかわかんないけど涙出てくる〜』など)」が強く表れがちなので、普段の自分らしくないほどうるうると湿った気持ちになりやすい。特に恋愛中の皆さんは気をつけて。相手に同じ感情を求めすぎないこと。11日(火)から30日(日)までの水星逆行の時期なんかは、特に情緒不安定&うっかりミスに注意報です。
そんな時におすすめなのが、積極的に身体を動かすこと。シンプルですが最強。特におしりから太ももの筋肉を育てることです。モチベーションの火力を上げる火星がいて座にあることで、下半身を強化するような運動を通して「運を動かす」ことを意識すれば湿った心も晴れやかに。水っぽいムードに呑まれすぎずに自分の軸を守りつつ、運を味方につける誰でもできる開運方法。ぜひ、前のめりでお試しを!


PROFILE
淡の間(あわいのま)
西洋占星術や西洋神秘学、タロットカード、ヨーロッパ発祥の自然療法などを学び、オリジナルのカウンセリングや講座などを展開しながら地球を修行中。リリースから5年目を迎えるオリジナルダイアリーこと、『aynoma plain diary』がリニューアル。10月中は2026年版をお得に予約購入できるので、お見逃しなく。
https://aynoma-aynoma.stores.jp/
@aynoma.jp
STORY of PHOTOGRAPH
TEXT_Yuito Ogawa
11月ですね。寒い季節がとても好きなので、自ずと写真の枚数も増えています。涼しく晴れている日が増えると、なんだか逆光で写真が撮りたくなるんですよね。眩しくて肉眼では何が写っているかよくわからないんですが、カメラを通すと思わぬものが写っていたり、いなかったり。スナップ写真は、撮るというよりは“撮れてしまった”みたいな要素がとても強いなと思います。そういった写真は、撮りにいった写真とは比較にならないくらい素敵なものが多いです。今回は、そんな“撮れてしまった”写真を2枚選びました。