Monthly Cosmology
February, 2026
Jan 19, 2026 / HOROSCOPE
西洋占星術師の淡の間による
月間宇宙論2026🪐
月いち公開の連載コンテンツ「マンスリーコスモロジー」。西洋占星術の観点から考察する天体の影響が、地上に住む私たちに対してどのように表れるのか。まるで“宇宙の風向き”をチェックするように気軽にお付き合いください!
TEXT_Aynoma
PHOTO_Akane Katsuragawa
EDIT_Yoshio Horikawa(PERK)
2月の星模様
2026年2月は、何かが「始まる」というよりも、もう元の場所には戻れない、いや戻りたくないことに気づくような月です。「旧世界の最終清算と、新世界への完全移行」を告げる、極めてパワフルな転換点。やぎ座という「目に見える実績、伝統」のサインから、みずがめ座という「目に見えないネットワーク、未知への誘い、可能性、革新」のサインへ、天体が一気に雪崩れ込むことで社会全体のOSが強制アップデートされるような衝撃があります。
この時期のテーマは「慣れ親しんだ殻を破ること」です。昨年5月からのシミュレーションを経て、2月14日(土)に土星が本格的におひつじ座に入ることも、2月の星回りのビッグトピック。「誰か・何かが守ってくれる時代」は完全に終わりを告げ、「自分の人生のハンドルを自分で握る責任」が明確に。あなたをこれまでのぬるま湯から引きずり出すための宇宙の愛のムチが響き渡る!?
これまで私たちを支えてきた実績、肩書き、常識、守られている感覚。それらが急に壊れるわけではないのに、なぜか効かなくなっていく。頑張れば報われる、我慢すればいつかわかってもらえる、空気を読めば安全でいられる。そうした前提が静かに、しかし確実にずれていきます。その代わりに浮かび上がってくるのは「あなたは、本当は何を考えている人なの?」「どんな視点で世界を見ているの?」という個人そのものへの問いかけです。
これまで安心だと思われていた仕組みやルール、長く続いてきたやり方ほど、「本当にそれでいいの?」と試されます。「普通はこう」というステレオタイプ(固定概念)もまた然りです。

私たちは今、お金や働き方、所有の感覚、貯金にまつわること、暮らし、安定した職業といった“目に見える安心”が、必ずしも安全とは言えなくなっている時代の流れのなかで生きていますね。その流れは決して急なものではなく、ここ数年かけてじんわりじんわりと私たちの暮らしに迫ってきた変化の波でした。その変化にいよいよ逆らえなくなると、例えば物価上昇による賃上げや業務体制の変更、環境の変化、仕組みの修正など、これ以上抵抗しても仕方がないと不本意ながら白旗を上げることになりそうです。変化への適応は完璧じゃなくていい。今は小規模でもいいから、自分なりのやり方を試行錯誤していくことが大切。余計な抵抗をしても意味がないので、必要な変化には適宜順応していくことを楽しめるくらいの余裕を持って。
仕事の面ではやり方を一新する、デジタルツールを積極的に使う、新しいものを毛嫌いしない、副業や新しい役割を試すことを取り入れてみるのがおすすめ。
過去(特に2020年以前)の成功体験やこれまで通用してきたやり方にしがみつくと、逆に動きづらくなるかもしれません。情や義理で続けてきた関係や仕事に関しては、「整理」が必要になる人もいるでしょう。「言われた通りにやる」「ズブズブの関係」は限界に近いかも。冷たい判断に見えても、それは自分を守るための選択です。別れがあっても恨みっこなし。お互い様と変化の流れを受け入れ、新たな可能性の芽を育てていきましょう。
金星と火星がみずがめ座で重なるこの時期、恋愛観も非常にドライかつ自由になります。独占欲や束縛は嫌われ、自立した個と個の契約のような関係が好まれます。恋愛にとどまらず、人との距離感も大きく変わる時。無理をしている関係は、恋愛でもいろんな人間関係においても、この2月にはっきり違和感として表に出やすいでしょう。
好きだから全部合わせる、嫌われたくないから話を合わせる、一緒にいるために自分を削る。そういう関係は、必ず別の部分にしわ寄せが生まれ息苦しくなります。心地いいのは、それぞれが自分の世界を持っている関係。会っていない時間も相手の人生を信頼できること。依存ではなく、互いを唯一無二で選び合っている感覚。一時的に派手な愛情表現が盛り上がる場面もありますが、大事なのは「どう見えるか」よりも「自分が自分でいられるか」を重視してみてください。

みずがめ座にエネルギーが集中するため、「神経(自律神経)」と「循環器(血流)」への負荷に注意が必要。急なアップデートからくるデジタル疲れによって脳が情報過多になりやすく、不眠や眼精疲労が出やすい時期だからです。特に天王星との90度が強まる2月半ばから後半は、突発的な頭痛や神経痛に注意。ふくらはぎのマッサージは、みずがめ座シーズンの巡りを助ける最高のセルフケア。またこの時期、普段以上にとても疲れやすくなります。考えすぎる、スマホを見すぎる、眠っても休まらないなどなど、そんなサインが出たら要注意。サインが出ているのもわからないくらい、身体が麻痺している人もいるかも知れません。回復のためには意識を体に戻すこと。派手なことはいりません。自分の体を見つめ、基本に戻ることがいちばんの回復なのです。新しい自分のルーティン(習慣)を作り、新しい自分の土台を作ることを楽しみながら向き合えたら最高です。
「誰かが正解をくれる時代」は終わり。守ってもらう人生から、自分で選ぶ人生へ。そのように言うと、自由という責任の重さの前に足がすくむような恐ろしさがありますね。しかし、ようやく自己責任という愛の元に生きることができる喜びの感覚もあるはずです。変化を恐れず、むしろ「面白くなってきた!」と楽しむ姿勢が、最高の開運アクションとなります。もし、これまでの実績や肩書きがすべてリセットされたとしたら、あなたは「何者」として新しいスタートを切りたいですか?
その問いに向き合うことが、この2月に省みるべきいちばん大切なテーマかもしれません。なりたい自分のままで生きるって、シンプルに最高じゃないですか。

PROFILE
淡の間(あわいのま)
西洋占星術や西洋神秘学、タロットカード、ヨーロッパ発祥の自然療法などを学び、オリジナルのカウンセリングや講座などを展開しながら地球を修行中。
https://aynoma-aynoma.stores.jp/
@aynoma.jp
STORY of PHOTOGRAPH
TEXT_Akane Katsuragawa
寒さが本格的になってきました。夜は外に出るだけで身がすくむ冷たさですが、その分、陽だまりのぬくもりがありがたく感じられます。そんな冬の日の道すがら、働く人の背中にふと目が留まり、その真剣な眼差しが静かに格好よくうつります。ふと足元に目を向けると、そこには眠そうで気ままな猫の姿。揺れるしっぽを見えなくなるまで追ってしまう贅沢な寄り道は、心のデトックスになりますね。