Monthly Cosmology
Apr, 2025

Mar 28, 2025 / HOROSCOPE

西洋占星術師の淡の間による
月間宇宙論2025

3月からスタートした新連載「マンスリーコスモロジー」。西洋占星術の観点から考察する天体の影響が、地上に住む私たちに対してどのように現れるのか。まるで“宇宙の風向き”をチェックするように楽しんでください!

TEXT_Aynoma
PHOTO_Sayuri Yamada
EDIT_Yoshio Horikawa, Maria Ito(PERK)

4月の星模様
 春分が過ぎてからも続く暴力的な季節と気温のアップダウンは、いつ落ち着いてくれるのでしょうか……。この4月は前半と半ば以降で流れが分かれる月です。そして「火」のエレメントのエネルギーが非常に活発に現れます。火のエレメントは、心の栄養とも言えるような人生に活力や熱を与えてくれるエネルギーですので、例えば気になるアートスポットを巡ったり、ライブや演劇など直接的にクリエイティブな空気を体感できること、ワクワクするようなことをたくさん計画したり、ピンときたさまざまな出来事同士がつながっていく不思議な巡り合わせから、人生のヒントをもらえるようなエネルギッシュな一ヶ月になるでしょう。また、政治の動きや新しいプロジェクトなどでも新鮮かつ意欲的な動きが見えそうです。

 さて、そんな4月に先駆けた3月29日(土)の新月と30日(日)の週末2日間は、実は2025年のなかでもかなり重要と言える占星術的トピックタイミング!

 おひつじ座のエリアでの新月と、165年ぶりにおひつじ座の元へ還ってくる海王星の移動が立て続けに起こります。おひつじ座は「はじまり」を表す星座、ここからは従来の常識を刷新する新たな影響力が台頭していくような時代が幕を開けます。

 海王星は約14年をかけて星座と星座の間をまたいでいく天体なので、前回の移動は2012年。そして公転周期は約165年なので、おひつじ座の元に戻ってくるタイミングとしては19世紀ぶり(!!)となります。この時代と言えば、アメリカの南北戦争の前にリンカーンが大統領に就任したタイミングでした。奇しくも昨年、アメリカではトランプ氏が再び大統領の座に返り咲き、その一挙手一投足に世界の注目が集まっています。

 海王星と言えば、境界線を曖昧にしながら人々に「夢」を投影する星。ここ数年はうお座の位置にあったことで、非現実世界、愛、芸術、病原菌、海、水害などの影響が大きく現れていましたが、例えば12年以降、スピリチュアルブームが席巻して占いというカルチャーが一般的市民権を得たことや、目に見えないものの流行(新型コロナウイルス)などがあったことは記憶に新しいところ。

夢から覚めるとき
 この春からおひつじ座の元に帰還する海王星は、これから約14年をかけて地上の人々に再び「精神性と直感」、「力」、そして「独立心」という夢を見せます。おひつじ座に該当する「火」のエレメントは高い精神性を象徴するエレメントですが、ネガティブな面では支配欲、暴力性、争い、主体性、我の強さが目立つこともあります。

 ここからはモヤがかかっていたビジョンを実現させるかのような行動力を見せる人が増え、新しいことを始めたり、これまで隠れていた自立心や主体性が現れたり、ぼんやりとしていた未来像に輪郭が加えられるようになりますが、もしかすると再び人類は「圧倒的力」、「支配」、「自立・開拓精神」に夢を見る時代に突入するかもしれません。時代の象徴として、ここから高い精神性を持って新しい時代を見せてくれるリーダーが出てくるのか、はたまた時代が逆行するかのような権力を振りかざすリーダーが実権を握ろうとするのか、それは神のみぞ知ること、なのかも。

 3月29日(土)の新月は、そんな海王星の帰還を祝う前夜の特別な月です。ここから新たな肩書きが芽生えたり、今までヴェールに包まれていたものを表に出していくような動きや新たなプロジェクトの狼煙が上がったりするようなことが各所で起こるでしょう。ちょうど新年度が始まる前の新月でもあるので、今年度の自分にとっての新しい目標を立ててみるのもいいですね。

 その一方、3月から継続して水星&金星は絶賛逆行中ですので、「運命の点検」はまだまだ続いています。これによって普段では考えられないようなミスが勃発したり、まさかの事実が明るみになったりと騒がしいニュースが続くかもしれません。

 通常運転では進まないようなことが起こったり、年度末&新年度の仕事では引き継ぎなどでもやり残したことやスムーズに進まないなどのイレギュラー事案などが多発したり、5月から6月くらいまで業務が引きずられる可能性があります。今年の新卒&新生活の皆さんは、想定通りには進まない運命に鍛えられるような少々手強い世代になるかも? どの環境の皆さんも、いつも通りにことが進まなかったとしてもあまり焦らず、生き急がずに頑張ることが大切だと覚えておくことが大事です。

「点検結果」が返ってくる
 4月13日(日)は満月と共に金星が逆行を終え、続く14日(月)からは今年2回目の全天体順行期間が5月4日(日)まで続きます。

 16日(水)には水星が再びおひつじ座へ、18日(金)には火星がしし座へ移動します。この時期、月の半ば頃には冒頭に書いた「火」のエレメントが活発に! 月の初めのバタバタも少しずつ落ち着いて、日常を楽しめる余裕が出てくるでしょう。いろいろな計画を月の半ばに用意しておくのもいいけれど、場面の勢いなどノリで楽しめる関係が大切だと実感することも。余裕が出てくるだけに、ちょっとエラそうな態度には注意して過ごしましょう。

 4月28日(月)の新月では2月から3月のトライ&エラーの結果を整理しながら、2025年の動きがようやく形になっていく手応えが生まれます。これまでの自分が手にしてきたことと、これからまた手に入れたいものを眺めながら、新たな野心に火をつけて。

 4月は前半までと半ば以降で流れが変わるので、日によっては局地的に運命に翻弄されそうなことが強く現れることもありそうですが、焦らず着実に進みたいですね。急いては事を仕損じる、ということで! 皆さんにたくさん素敵な楽しいことが運ばれる、エネルギッシュな時間になりますように。

PROFILE

淡の間(あわいのま)
西洋占星術や西洋神秘学、タロットカード、ヨーロッパ発祥の自然療法などを学び、オリジナルのカウンセリングや講座などを展開しながら地球を修行中。占いのほか、コンセプト監修や文章も執筆。「GINZA」のWEBサイト、「kufura」などに連載を持つ。
@aynoma.jp

STORY of PHOTOGRAPH

TEXT_Sayuri Yamada

今回はモクレンを撮影していて、英語でマグノリアと言います。『Magnolia』というタイトルのアメリカ映画が好きで何回も繰り返し観ているんですけど、映画の内容とマグノリアの花言葉がめっちゃ合っていて。この春の季節にしか見られないので、今月の写真の題材として選びました。あと、マグノリアって高いところに咲くので花を眺める時に自然と目線が上がり、気分も上がる。そんなこともあって、散歩中に見上げた時に空が少し見えているカットも撮りました!

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