Make up & SNAP
気分を高揚させる大人なメイク
小洒落感を落とし込んで装いのポイントに
内田アミ / 「CARV STORE」バイヤー
September 30, 2024 / FASHION
ファッションと同じように、メイクも歳を重ねるにつれ自分に似合うものがわかるようになり安定していく。それでも時折心がときめくような、少しだけスペシャルなメイクを楽しみたくなる。そんな遊び心を取り入れたメイクを、3名の“INDEPENDET GIRL”にファッションと共に紹介してもらった。3人目は、アンニュイな深みのあるメイクが印象的な「CARVSTORE」の内田アミさん。
PROFILE
2023年秋に代官山にオープンした「CARV STORE」のバイヤー兼ショップマネージャー。最近は上海や香港のブランド、中国人メイクが気になっている。
赤みが染み出す自然な艶
耽美な眼差しを見つめて
リュクスで美しいボルドーヘアが印象的なアミさん。「ボルドーやプラムは私にとってとても馴染み深い色で、カラーメイクという部類で考えていないです。全体が強くなりすぎないようアイホールをピンクで引き算しつつも、ボルドーのスティックアイシャドウで目元の印象を強めました。唇にジュワっと艶めくルージュやハイライトの煌めきなど、質感で立体感をプラス」。品や儚さを感じるボルドーメイクの参考に。
〈アディクション〉のピンクアイシャドウ、〈ナーズ〉アイシャドウスティック、〈ユヒュ〉ルージュリップは赤み系で揃える。〈ラカ〉のブルー系のハイライトは見る角度によって立体感を生む。
Styling
for
Make up
〈VCF〉のニットトップスに〈ベルパー〉のベストをレイヤードし、顔まわりには〈ガルブ〉で華やかに。ボトムスは〈ファックスコピーエクスプレス〉に〈アンタイトル〉のブーツでシックにまとめた。
深みを与えつつも柔らかなフレーミング
目元を印象的に、意志のある表情へ
ベルベットのようなマットな上質さを演出するブラウンメイク。「ブラウンのアイシャドウは優しい艶を秘めつつも、マットでまとめて印象深い目元に。いつもはブラックのコスメを使用しないけれど、今回は黒のマスカラで目の周りを締めました。その分アイラインは引かずに抜け感を」。あえてまつ毛は描かずに、フワッと柔らかい眉を活かすのがアミさん流。〈アンバイトモヨシダ〉のリップカフもこのスタイルのポイント。
アイシャドウは〈アディクション〉と〈ローラメルシェ〉を重ね付けし、〈ミルク〉のブラックマスカラをオン。〈アディクション〉のハイライトで立体感を与えた。リップは〈ドリス ヴァン ノッテン〉と〈ジューシー〉の2色を使用。
Styling
for
Make up
ドラマティックで近未来的な〈アンナキキ〉のドレスを主役に、〈キムへキム〉のジャケット、〈フェティコ〉のパンツ、〈アンタイトル〉のブーツで全体をブラックで締めた。
Favorite Make up Items
彼女のアイデンティティとも言えるリップをチョイス。左上から〈ケイト〉のリップモンスター、ムースな色づきの〈ラカ〉、品の良いプラムカラーの〈ドリス ヴァン ノッテン〉、偏向パールが煌めく〈アディクション〉、オレンジレッドの〈ナーズ〉、馴染み深いモーヴカラーの〈グッチ〉が並ぶ。