今季のムードをストリートで着こなすなら、“INDEPENDENT GIRL”のコーディネートを参考にしたい。3つのテーマをベースに、自分らしい価値観や気分が加えられた彼女たちのマイスタイルに注目。
PHOTO_Yoko Tagawa
EDIT&TEXT_Fuka Yoshizawa(PERK)
50s Vibration
ギミックをきかせたディテールで
フィルム・ノワールの女優を表現
山下真絢
「CITYSHOP」スタッフ
@ranunculus527
「このテーマを“レディさとハンサムさ”と捉え、50年代のフィルム・ノワールに出てくる女優に着目しました。女性らしさのなかにも保守的にならないよう、インサイドアウトのスカートで反骨精神を表現。ひとクセあるバックスタイルも一見謎めいていて、映画の女性像とリンクしています」
偉大なミューズを参考にした
エレガンスなパンツスタイル
栗栖志歩
アパレルスタッフ
@kurisu_s__
「50sと言えばオードリー・ヘプバーン。彼女の『麗しのサブリナ』の着こなしをイメージし、クロップド丈のパンツにグレーソックス、コインローファーを合わせました。あえてオーバーサイズのシャツを選ぶことで、映画女優のような上品さもありつつモダンに落とし込みました」
レディライクな着こなしに加えた
“アリアーヌ巻き”がポイント
林崎咲良
「jurk tokyo」バイヤー&スタッフ
@sakuritan
「細く絞ったウエストに裾広がりのスカートといった女性らしいシルエットが頭に浮かび、そこを軸にスタイリング。ヴィンテージのスカーフや立体的なグローブをアクセントに、オールホワイトでまとめました。スカーフは“アリアーヌ巻き”で50s感を出したのもポイント」
Masculine Touch
着方と素材でラフに着崩す
大人のマスキュリン
坂出 麗
「k3」プレス
@rei_sakaide
「ジャケットやネクタイで男っぽさを、ほかでフェミニンな要素を持ってくることで、私なりのマスキュリンを表現しました。堅苦しく見えないよう、あえてネクタイは結ばずに古着のTシャツやサテンパンツでリラックス感も演出。足し引きによって大人の余裕を感じられるスタイルに」
ブラックのセットアップは
大胆な肌見せでメリハリを
KURUMI
「PRANK PROJECT」スタッフ
@l08k__
「シックにブラックのセットアップでコーディネート。トップスはコンパクトに、パンツはローライズが気分。重たくならないよう、インナーはジャージートップで大胆な肌見せをしたり足もとにリボンヒールを持ってきて甘さをプラスしたり、抜け感で全体のバランスを取りました」
3D Decoration
存在感のあるアイテムは
白でまとめて互いを引き立てる
MIO
「3-9-12 HIGASHI」コミュニケーター
@mio_nagai68
「3Dというワードから、一点一点存在感があるものを取り入れました。ただそれだとアイテム単体で目立ちやすいので、全体を白で統一。上下で素材、またはカラーを揃えるとスタイリングがまとまりやすくなります。ベーシックアイテムと装飾との絶妙なバランス感がポイント」
異素材ミックスと大ぶりのアクセで
ベーシックな装いに華を添える
山中詩穂
ファッションセールス&プレス
@chachachaaasu
「ベースはシンプルにブラックのジャケットとパンツをチョイス。そこにチュールやスパンコール、シアーといった異素材をミックスしました。大ぶりのアクセサリーで華やかさも加え、オリジナルの着こなしに。素材で遊びつつ色みを落ち着かせて、派手すぎないよう意識しました」