Hair Arrangemant & SNAP
美容師のスタイリングをキャッチ!
ヘアアレンジを装いのエッセンスに




August 23, 2024 / FASHION
大人になっても、多彩なヘアアレンジを日常に落とし込みながら自分らしいスタイルをもっと謳歌したい。普段何気なくしている一本結びも、髪の毛の引き出し方、結ぶ位置、ヘアアクセサリーのチョイスによってガラリと印象が変わる。3人の美容師に、そんな小ワザを取り入れたヘアアレンジを披露してもらった。3人目は「LOAVE AOYAMA」の愛さん。
Ai Saito
@ai___saitooPROFILE
「LOAVE」に勤めて12年、現在は育児をしながらトップスタイリストとして活躍。「雑誌『Olive』が私のベースを作ってくれた」と話すように、外国人の女の子みたいなヘアが得意。
柔らかなコットンでできたヘアバンドは
ヘルシーに頭に添わせたい
アンニュイで重めなスタイリングと、ヴィンテージライクなファッションとのかけ合わせが素敵な愛さん。「全体にオイルをつけて根元を中心に乾かし、毛先に少し丸みを感じるシルエットに。つむじを隠すようにトップに高さを出してからヘアバンドを装着。前髪も耳もすっきりと締まってコンパクトにまとめます」。カジュアルにもレディにも振れるヘアバンドは、真鍮のジュエリーで差をつけた。少しのあどけなさを感じるオレンジメイクもお似合い。


〈アーニー パロ〉のブラックのヘアバンド。リブの編み目の凹凸がフラットな印象にならず、ニュアンスを出してくれる。ストレートヘアに合わせるのがいい。


Styling
for
Hair Arrangement
気品溢れる色褪せデニムは〈リーバイス〉646。10年以上使用しているワケは、色落ちの仕方に愛着があるから。花が咲くTシャツもヴィンテージで合わせた。
Ai Saito
@ai___saitooクラフトマンシップをシュシュに宿して
染めの風合いがモダンな空気を放つ
スタンダードなまとめ髪を愛さんが落とし込むなら……。「バウムをしっかりつけたら、キュッときつめにシリコンラバーゴムで結ぶ。後頭部はしっかりと引き出して、シルエットをきれいにしてあげるといい。短めレングスだからこそできる、ちびお団子にボリューミーなシュシュを被せるのが今っぽい」。「nude vintage 」のキルティングビスチェも相まって、後ろ姿のクラフト感がたまらない。


一つひとつ手作業で紡ぐ〈luludi〉の染めシュシュ。かんざしがメインのブランドで、その道の熟練職人が丁寧に作り上げる。


Styling
for
Hair Arrangement
締めのブラウンはアイテムごとに色の変化を持たせる。ボトムスとローファーはマニッシュに、トップスとヘアでフェミニンにまとめた。

Favorite Hair Accessories
アレンジでも使用した〈ルルディ〉のカラー違いのシュシュや、かんざしをピックアップ。一点一点表情が違うのも魅力の一つ。遊び心満載のフラワーとぶどうモチーフのクリップは、ヘアだけでなくバッグにつけたりTシャツの裾を結ぶ時に使ったりしてもいい。