Find the fun of records!

Feb 08, 2021 / CULTURE

DJ HARUさんと見つける
レコードがもたらす新しい世界

アプリをダウンロードするだけで、手軽に音楽が楽しめる時代。
便利なサブスクはもちろん外せないけど、
たまにはアナログメディアにトライしてみるのもいい。
古き良きレコードの重厚な音色に耳を傾ければ、
今まで知らなかった新しい世界が拓けるはず。
DJとしても活躍するスタイリストの卵、
HARUさんと行く東京レコードショップ巡り。

PHOTO_Yoko Tagawa
MOVIE_Kei Douguchi(TRYOUT)
EDIT&TEXT_Yuka Muguruma(PERK)

PROFILE

HARU

DJ、スタイリストアシスタント。母親の影響で幼い頃から音楽に触れ、ヒップホップからR&B、ソウル、ディスコ、ハウス、テクノまで、オールジャンルをプレイ。普段はフロアが盛り上がるテンポのいい曲をフィーリングで選ぶことが多いそう。
Instagram_@hrkhrks

初めてのレコ屋クルーズ

「DJをする時はPCやUSBを使っていることもあって、レコードショップをハシゴするのは初めてに近いかも。周りにレコードを聴いている人も多いから気になってはいたものの、なんだか難しそうだと感じて躊躇していました。だけど音が良いというのはよく聞きますし、コレクションするのも楽しそうだから、今日はいろいろ試してみたいですね」とHARUさん。そんなデジタル派の彼女に、アナログの魅力を探ってもらいました。

TOKYO RECORD SHOP CRUISE_01

Adult Oriented Records
[代々木上原]

スタイリッシュな空間で
洗練された音と出合う

まずは、ファッションデザイナー、アートディレクターの弓削匠さんによるレコードブティック[アダルト オリエンテッド レコーズ]へ。80年代に確立された音楽ジャンル“AOR”をコンセプトに、大人のための上質なディスコやソウル、ジャズに加え、若手アーティストを中心としたオリジナルレーベルと彼がデザインしたアパレルも展開。まるでセレクトショップのような空間で、ミックスカルチャーの魅力に浸れる。

「レコードでDJやってる女の子ってかっこいいじゃん。ある程度テクニックも必要だから難しいかもしれないけど、回せるようになったらすごく気持ちいいと思うよ」と店主の弓削さんが言えば、「そろそろ新しいことを始めたかったし、この機会に挑戦しようかな」とHARUさん。

アパレルラインの[アダルト オリエンテッド ローブス]の服には購入者専用のコードが付いており、アクセスするとオリジナルナンバーをダウンロードできるという面白い仕掛けも。今後は音楽と食、アート、映像などを融合したイベントも開催する予定なのでお見逃しなく。

HARU’S CHOICE

(左)『Diamond Life』Sade
「もともとヒップホップとR&Bが好きで、DJを始めました。特にシャーデーはR&Bにハマった当時から、よく聴いていたアーティストの1人です」
(中)『Discoteque』Herbie Mann
「ダンスをしていた頃の思い出の曲が収録されたアルバムを偶然見つけました。これはぜひ購入して、自宅で聴いてみようと思います」
(右)『Paradice』Grover Washington jr.
「Grover Washington jr.という私が以前から好きでよく聴いていたアーティスト。先ほど視聴してみると、レコードならではの音の良さがダイレクトに伝わって感動しました」

SHOP DATA

住所_東京都渋谷区元代々木町10-7 代々木五月ビル102
TEL_03-5738-2045
営業時間_13:00~21:00
定休日_不定休
Instagram_@adultorientedrecords