
とことん自己チューに楽しめる
大人女子ひとり呑みのススメ
時折感じる涼しさに、ようやく秋めいてきたのかも! と心躍らせる今日この頃。
気持ちのいい気候になってきたのに、いろいろと立て込んでいて最近ひとり呑みを楽しめずにいます。反省反省……。
新米エディターMizumoが“INDEPENDENT GIRL”にとっておきの一軒を紹介するコンテンツ。
連載第6回目は、休日のまだ日が暮れていない17時頃に、池尻大橋の「本格餃子 包」へ吸い込まれるように入店!
PHOTO_Sayuri Yamada
EDIT&TEXT_Mizumo Uehara (PERK)
これまでずっと、“マンドゥ”と“餃子”の違いを理解せずに生きてきたので、ChatGPT先生に聞いてみたところ、
「マンドゥは野菜やキムチをメインの具材としたものであり、餃子に比べてややあっさりとした味わいのものも多い」とのこと。
早速、家で春雨をプラスし、エゴマで巻いて自己流にアレンジ。スペシャル級に美味でした🥟🇰🇷

自分で作るのも楽しく、手軽にサクッと食べに行ける餃子は、永遠に私の大好物リストの上位にランクインしています。オフの日、予定をこなし一週間頑張った自分へのプチご褒美に、特大餃子が有名な「包」に1秒たりとも迷うことなく駆け込み入店!


むっちむちの本格餃子は
三刀流の食べ方で存分に楽しむ
真っ赤な看板に黄色い文字と、インパクトのある店構えの「包」。店先の窓ガラスには腕に磨きをかけたスタッフさんが、せっせと餃子を包んでいる様子が目に留まります。この光景だけで、もう間違いなくおいしいって確信できる……。ひとまずメニューはノールックで、「本格手打 焼餃子」(¥600)と「青島ビール」(¥600)をオーダー。通常の2.5倍もある餃子に改めて仰天しました。むっちりしたフォルムから、餡がパンパンに詰め込まれているのが一目瞭然。
それでは、ボリューム満点の餃子を三刀流で食べ進めましょう! まずは私的定番の酢コショウでいただきましたが、ひと口食べた瞬間に肉汁が滝のようにお皿へダイブ……。皮がもちもちとしていて食べ応え抜群です。それ以上に小籠包並みの肉汁にびっくりで、このパフォーマンス性といい本格的な味付けといい、満足度が高すぎる! お次は卓上にセットされている自家製味噌ダレをチョイス。味噌と食べる発想がなかったので、ワクワクしながらひと口。めちゃくちゃコクが増して、こちらもおいしい……。今回は肉汁トラップにはかからず、きれいに食べることに成功。最後に濃い色の台湾ビネガーソースをつけて。少しツンッとくる酸味がアクセントになり、たっぷりの肉汁の脂っこさが軽減され、これは永遠に食べられる魔のソース! それをビールで流し込む……。今宵も最高なひとり呑みを決行できて、心の中で自分に拍手👏



中華といえば頼まずにはいられない
最強のダブル名脇役を堪能
厨房からニンニクのいい香りと、中華鍋の炒めているリズミカルな音が席まで聞こえてきて、高揚感に包まれるまもなく、「空芯菜炒め」(¥1,250)と「蟹炒飯」(¥1,380)が次々と運ばれてきました。中華と言えばやっぱりこれ! 空芯菜炒めは言わずもがな悪魔的ひと皿。テッカテカに輝いている空芯菜は神々しく、箸休め的な立ち位置でハズせない一品。目には見えないのに奥にしっかりニンニクの存在を感じ、パンチがきいています。お酒は「杏仁レモンサワー」(¥700)をオーダー。普段甘いお酒は頼まないのですが、こちらのサワーは見た目に反してそこまで甘くなく、意外にも中華料理と合う嬉しすぎる誤算! シメに頼んだチャーハンは友人の口コミで、これは絶対の頼むべきと念押しされていたので、ハードル高めに期待を込めてひと口。案の定おいしかったのですが、急にビビッときてレンゲにチャーハン半分と餃子半分をのせて、スペシャルなワンスプーンを自作!! 我ながら、なんてワンパクなんだろうと思いながらも豪快にパクり。しばらく口の中は大渋滞でしたが、このうえない最上級の幸せを感じました。やっぱり、自分へのご褒美は自分の大好物で満たすべき!

もともと餃子酒場として営業していた「包」は、お酒の需要が減ったコロナ禍を機に、餃子に力を入れ2020年にリニューアルしたそう。看板メニューの本格手打ち餃子は、迫力のあるボリューム感にもっちもちの生地の食感、これでもかとぎっしりと詰め込まれた餡が、ほかのお店ではそうそう出合えないポテンシャル高すぎな逸品。ザ・中華をイメージしたという店内も、餃子マークのネオン管があるなどテーマパーク的な雰囲気を味わえて楽しい。この日は17時からひとり呑みをスタートしたので、お店を出る頃はまだ18時前……。たっぷりスタミナチャージできたので、明日からもフルパワーで頑張れそう。一週間の締めくくりは、ご自愛メシでキマりです!

東京都目黒区大橋2-22-7 村田ビル1F
TEL_03-5738-8236
11:30〜23:30
無休
@tsutsumu_gyoza