Her own way.
feat.JORDAN BRAND
Jun 02, 2023 / FASHION
“新たな可能性”に光を見出した女性たち
昔も今も、バスケットボールシューズの憧れの存在である〈JORDAN BRAND〉。マイケル・ジョーダンは努力を惜しまず常にベストを尽くし、ひたむきに挑戦し続けた。そんなマインドセットに紐づけて、現状に満足することなく新たな可能性に気持ちを高ぶらせる3名の女性にフォーカス。甲賀さんに続き、2人目は3×3女子バスケットボールの世界No.1を決めるとされる「FIBA 3×3 Women’s Series」で輝かしい功績を収めた、バスケットボール選手の桂葵さん。
PHOTO_Haruki Matsui
FILM_Kei Doguchi
MUSIC_MFDP
STYLING_Kaoru Watanabe
HAIR & MAKE_Sakie Miura
EDIT_Maria Ito, Fuka Yoshizawa (PERK)
TEXT_Maria Ito(PERK)
CASE 2_AOI KATSURA
PROFILE
クラブオーナー兼選手として
新しい形で世界へとチャレンジ
元商社勤めで現在はバスケットボール選手、さらには自身で会社を設立していると聞いて、どこか遠い存在の方なのかと考えていたが、実際に会ってみると気さくで温かみのある女性だった。肩の力が抜けた自然体のスタンスで、インタビューに答えてくれた。
「大学を卒業して約7年間商社勤めをして、その間に3×3のストリートバスケに出合いました。最初は趣味の範囲内でやっていたのですが、選手として世界にチャレンジしたいという想いから、会社を辞めてZOOSを設立。女子の3×3はまだまだ歴史が浅く、上位国のほとんどが国の代表チーム。ZOOSは、ドイツチームとパートナーシップを組み日独混合のクラブチームを作りました。『FIBA 3×3 Women’s Series』という世界大会で5位という成績を収めました」
これまでのクラブチームとしては最高位で、3×3選手のキャリアの築き方のヒントとなる挑戦ができたと話す桂さん。ZOOSは選手としての活躍だけでなく、“女性を取り巻くスポーツの環境をリデザインすること”もミッションとして掲げている。
「ライフイベントによって生活スタイルが変わったタイミングで、スポーツから離れてしてしまうケースって多いんです。子どもを産んで、競技的なバスケはできないけど、たまにはバスケがしたい……。そんな方も楽しめる環境を作りたくて。業種もさまざまで、勝ち負けを決めずにファッションも自由、そんな形があってもいいのかなと思って、ZOOS GIRLSというコミュニティを通して、その人らしいスポーツとの共存を提案していきたいと思っています」
自分だけでなく周囲の人にも、純粋にバスケを楽しんでほしい。選手としてもクラブオーナーとしても、全力で挑戦し続けた。